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コラム

『ASTRIM FIT』を導入することで、コンディションに対する選手達の意識が変わった


大学日本一を目指してトレーニングに励む、東京女子体育大学バレーボール部。選手のコンディション管理に気を配り、CLIMB DB(CLIMB Factory スポーツITカンパニー コンディション管理システム)やその他機器を使って強化を行っています。女性アスリートに多い『貧血』の予防にも目を向けるとともに、ヘモグロビン測定機器『ASTRIM FIT』を使い、パフォーマンス向上に役立てています。そこで今回は、バレー部の今丸好一郎監督とトレーナーを務める一水孝志氏(グリーンフィールド立川代表)に、『ASTRIM FIT』を使うことによる、選手達の変化について話を聞きました。

――どのように『ASTRIM FIT』を活用しているかを教えてください。

一水:選手は毎日計測し、数値などのデータを選手と我々トレーナーが共有しています。原則としてヘモグロビン推定値は13が理想なのですが、なかには11など低い選手がいました。そこで、私の方から今丸監督に『ヘモグロビン推定値が低い選手が多いので、ビタミンやミネラルのサプリメントを導入されてはどうですか』という話をさせて頂きました。

今丸:そう言われて、すぐにサプリメントを導入しました。

一水:とはいえ、サプリメントを飲むだけで改善されるわけではありません。選手の体調やコンディションを整えるためには、日々の食事が大切です。そこで『ASTRIM FIT』を開発したsysmexさんから、選手に対して食事のレクチャーをして頂いたり、私の方からも鉄分を摂取するために必要な食材や、コンビニや学食でメニューを選ぶ際のポイントなどをアドバイスしました。

――選手達に変化は見られましたか?

一水:はい。とくに変わったのは意識面です。ヘモグロビン推定値が低い選手は、会うたびに食事のことを言われるので『食事に気をつけないといけない』という意識が高まったと思います。年末に新チームの目標などを選手に書かせたのですが、例年であれば、フィジカルや技術面について書いてくる選手が多いところ、今年は多くの選手が「食事の内容を意識して、体に良いものを食べるようにしたい」と書いていました。トレーニングなどに加えて、食事に興味を持つようになったのは良い意味で驚きでしたね。

今丸:一水トレーナーに診てもらうようになって、今年で3年目になりますが、フィジカル、体のケアなどを積み重ねていった中で、食事面を心がけるようになったことは成長だと感じていますし、コンディションに対する選手達の意識も年々向上しています。

一水:データを提示せずに『食事が体を作るのだから、しっかり食べよう』と言っても、選手達にそれほど響かないと思うんです。でも、今回は『ASTRIM FIT』を使ってヘモグロビン推定値を測り、値が低い選手は食事に気をつけることで、数値が良くなってきていることが実感としてわかっています。数値で客観的に自分の状態がわかると、取り組む意識も変わりますよね。


<一水トレーナー(左)、今丸監督(右)>

――女性アスリートにとって『貧血』は避けて通れないものですが、『ASTRIM FIT』を導入する前は、貧血に対してどのような対策をしていましたか?

一水:いままでは本当に簡易的なやり方で、爪を押して、すぐに色が戻るか。目の下が白くなっていないかなどを見ていました。そのやり方だと、数値ほどはっきりわかりませんし、どのぐらいが正常なのかがわかりづらかったんです。『ASTRIM FIT』は数値がすぐに出るので、選手自身で管理することができます。すごく便利ですよね。

今丸:貧血に関しても、ヘモグロビン推定値を見ると、選手達の数値も上がって来ているので、『ASTRIM FIT』を導入した効果はあったと思います。なにより、選手の取り組み方も変わってきました。


<指を入れるだけで測定できる『ASTRIM FIT』>

――これまで、チームとして血液検査をしたことはありますか?

一水:年に一度、身体検査の一環でやっていましたが、回数が少ないですし、その時の練習量などによって数値も変わるので、それほど参考にはなりません。そもそも、女性アスリートに一番多い体の不調が貧血で、3、4割の選手が貧血を持っていると言われています。いままでは採血することでしかヘモグロビン値はわかりませんでしたが、『ASTRIM FIT』を使えばその場ですぐにわかるので手間もかからないですし、継続的な意識付けとしても意味があると感じています。

――貧血気味だと、せっかく良いトレーニングをしたとしても、効果が薄まってしまいますね。

一水:そうなんです。夏場に走り込みをさせたのに、体力がつかない。理由を調べたら貧血だった。そういう例はたくさんあります。本人のやる気の問題ではなく、練習量と比べて食事量が少ないと、貧血になりがちです。バレーボールは跳躍が多い競技なので、ジャンプをして着地をするたびに、かかとの赤血球が壊れてしまい、溶血性貧血になりやすいんですね。他の競技と比べても、バレーボールに貧血の選手が多いので『ASTRIM FIT』を使って、簡単にヘモグロビンの推定値が測れるのはいいと思います。

今丸:学生の場合、一人暮らしや寮生活をする中で、間違ったダイエットや節約のために食費を削るのはよくあることなんですね。体が成長過程にある学生時代こそ正しい知識が必要で、我々は自立した、自己管理のできる女性アスリートを目指しています。自分のことは自分で管理し、すべてこちらが言うのではなく、考え方を教えていく。『ASTRIM FIT』もそのためのツールとして、役立てています。


<チーム全体として、ヘモグロビン推定値が増加した>

一水:監督の言うとおり、私もトレーナーの立場として、選手に与えすぎないことを意識しています。普段からヒントを与えて自分たちで考えさせて、困ったときに助けてあげる。それが我々の役割だと思っています。『ASTRIM FIT』を使った結果、自分が貧血気味だとわかった。じゃあ、どうしようと考えて実行に移すのは選手自身です。どうすればヘモグロビン推定値が13に近づくんだろうと、選手達は日々考えて、生活を見直していると思います。

今丸:新しいものを取り入れる姿勢は、指導者にとって大切なこと。選手に成長しろと言うのであれば、指導者も成長しなければいけません。お互いの成長がチーム力のアップにつながるので、今後も様々なものを取り入れながら、チームの強化、選手の成長に役立てていきたいです。

■ASTRIM FITとは
ASTRIM FITは採血せずに、光だけでヘモグロビン推定値を測定できるコンディションモニター。医療機器ではないため測定結果が採血値とは異なることがあり、治療や診断などの医療行為に用いることはできないが、毎日継続して測定することで、ヘモグロビン推定値のモニタリングが可能。

アスリートのコンディション低下を招くスポーツ貧血を予防できるため、陸上長距離や水泳、バレーボールなど、幅広い競技で使用されている。

■ASTRIM FITの詳しいご紹介はこちら