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~藤田俊哉氏が語る日本人のコンディション管理に対する意識と続けることの大切さ~Vol.1

高いパフォーマンスを繰り返すために、コンディションを良い状態に保つことが絶対条件になります。

もしかしたら、『それが全てかもしれない…。』そう言えるくらい重要な要素です。ベストな状態とは何かとなれば、第一に『健康な状態であること』、そして『体に痛い箇所などがない』となります。この基本ベースが保てれば、実力は発揮しやすいでしょう。しかし、このような状態を日常のスポーツライフにおいて365日保ち続けることは、とても難しいことでもあります。だからこそ日々の節制、それも継続して行うことが大切となります。生活スタイルにそれぞれの違いがある中で自分にとってベストな環境をいかにして見つけていけるか!これが大きなポイントです。

ヨーロッパに暮らし5年目になりますが、こちらの選手たちに比べて日本人のコンディショニングに対する意識は非常に高いと感じてます。もちろん、それらには個人差はありますが、食文化の面において日本は世界でも群を抜いて平均レベルが高く、食材も豊富で充実しています。食育レベルが高い点もポジティブなところです。

ヨーロッパの食事スタイルですが、一般的に朝食、昼食はパンやシリアル、フルーツ、スープなど非常にシンプルにすませるケースが多く、夕食にお肉やお魚などの温かい料理を食べるコーススタイルになります。それに対して日本は三食とも品数を揃えて食事します。少しずつ取り分け、栄養価を考えながらの食事を心掛けることが特徴的です。それはコンディショニングを整える上で、大きなアドバンテージとなります。トレーニング、食事、休養のバランスを整えることが良いコンディションを保つための最も重要なポイントになるからです。特別なことを行うのがコンディショニング調整ではなく、規則正しい生活を続けることが効果を産みます。毎日続けることは簡単ではない!しかしそれを習慣にできれば最高です。

『心技体』という言葉がありますが、私の選手時代の順番は『体技心』になるかもしれないと考えていました。もちろん個人差もあるかとも思いますが、私の場合は体調(コンディション)が整っていなければ、技術(テクニック)がイメージ通りに発揮できずプレーを楽しむことはできませんでした。その結果としてプレーに自信が持てなくなる=心も整わない。こんなサイクルとなっていました。とくにサッカーはボディーコンタクトがあり、体にダメージを受けやすいスポーツですから、常に体を良い状態に保つ必要があります。そのような準備をしておくことで、技術的なミスは必ず軽減します。

例えばボールコントロールをミスしたとしても体がフィットしていれば、そのミスにいち早く自分が反応しカバーができるため、そのミスが相手選手へのフェイントにもなり得ます。それに対してコンディションが悪ければ、単純なミスをカバーできず、そのミスは平凡で目立ってしまいます。また、スポーツを楽しむことは競技力を高めることにも繋がります。それを長く続けることができればそんな幸せはありません。

基本的な考え方は『疲労や痛みをできるだけ翌日に持ち越さないようメンテナンスする』になります。繰り返しになりますが、スポーツの目的は楽しむことです!そこに競技レベルは関係ありません。そのためにも今日の疲れは今日のうちに取り除くように心がけたいです。まずは、自分なりのトレーニングやメンテナンス、リラックス方を見つける作業をしてください。最初から自分にフィットする調整方法などは見つからないので、様々なトライをして進めば必ず自分に合った最良のスタイルがみつかります。

スポーツを心から楽しめるために、今一度コンディショニングについて考えてみてはいかがでしょうか。

藤田 俊哉