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コラム

~藤田俊哉氏が語る育成年代の指導者にもっと知ってもらいたいこと~Vol.2

『環境が人を育てる!』私はこの考えを基本として全てのことを考えています。絶えることのない情熱(モティベーション)は素晴らしい結果に繋がります。指導者になってからも大切にしていることです。
私のサッカー人生において、才能豊かな『天才』と呼ばれた選手との出会いが数回ありました。彼らには素晴らしい才能があり、抜群の可能性を感じさせていました。しかし、それらの評価は短期的(3~6年)になってしまうケースがほとんどでした。そんな経験から私は、『長期的視点に立って今を見る(考える)ように心がける』というようになりました。その考え方は基本的にコンディショニングについても同様です。

特に育成世代では、規則正しい生活習慣を身につけることが重要になります。それを身につければ、日常生活において一定レベル以上のコンディションを保つことができ、そこからの強化もスムーズになります。しかし、その過程において必要以上にコンディショニング調整が、日常生活におけるストレスとなってはならないとも考えています。もちろん求められる競技レベルによってそれらの強度は変わりますが、あまり神経質になりすぎる必要はないでしょう。

前回でもお伝えした通り『心身ともに健康』であり続けることが最も重要になるからです!これを全ての基本と私はしています。まずは規則正しい日常生活から、毎日必ず続けられる項目を作りコンディショニングを考えていくと良いでしょう。私の場合は朝起きたらまず心拍数(私は起床時の脈拍数1分間平均39回であった)を測っていました。次にお水か白湯を飲み、その後に朝食をとることを習慣としていました。シンプルなことですが、このようなことを続けることで生活にリズムが生まれ、体調の変化を敏感に感じ取れるようになりました。もし毎朝体重も測ることができれば、更に良いでしょう。
少し別の話になりますが、私は選手時代に同じことを毎日続けることで、不思議と自分に自信が持てるようになった経験をしました。それは自分が決めたことを毎日守るという中で養われる成功体験が、いつの間にか大きな自信につながったのだと感じています。毎日続けることの力は自分が思うより大きな成果を導いてくれるのです。

このような基本的ベースに、生活を整え良いコンディションを保つように心がければきっと競技力アップも見込めるでしょう。それらを自分以外の視点から定期的なアドバイスがもらえれば、より正確な現状把握ができさらに効果が見込めるでしょう。データの重要性についてですが、同じ条件で定期的にデータを取ることで自分自身のことを詳しく理解できるようになります。またそれがあることで、自身のフィーリングとパフォーマンスの関係性も客観的に見ることができるので良いでしょう。それを長年積み重ねることで自身の成長過程においての貴重なデータにもなります。またそれがグループ単位でのデータとなればクラブの貴重なデータともなり年代ごとの比較材料になるでしょう。

藤田 俊哉