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コラム

~藤田俊哉氏が語る育成年代の選手たちに大事にしてほしいこと~Vol.3

すべてにおける基本は『プレーを楽しむ』ことです。
選手たちにこの感覚を体験してもらえるよう必要なスキルを身につけ、体調管理を習慣づけることがポイントになります。楽しいと感じることができれば、それに打ち込むことは自然の流れとなります。他人からみれば努力しているというように見えることでも、本人はそれを楽しんいるだけという状態になれば、それがベストです。そうなればスキルも身につき実践においてそれらを発揮しやすいでしょう。スポーツで幸せな時間をいかに過ごせるか!ということが継続するために最も重要なポイントになるのです。

体調万全の中でのトレーニング、食事、体のメンテナンス、休養(睡眠)のバランスを自分で考える力は選手の成長過程において欠かせない要素です。日々行うトレーニングですが、どのようなメニューを行うにしても体への負担はかかります。その中でも充実したトレーニングを毎回行えるようなコンディション作りはトレーニングと同じ、もしかしたらそれ以上に重要となります。時には激しいトレーニングもあるでしょう。それらを効率よく行い、試合でより力が発揮できる選手になるためにも自己管理は重要なポイントになります。それらができるだけストレスなく継続的に行えるようになれば、大きな成長となるでしょう。それが理想の姿です。あくまでも理想型なので、時には思うように進まない場合もあります。全てが順調でゴールまでたどり着いた人を探す方が難しいと言えるくらいですから。
成長過程にいて何かしらの課題、問題がおこることは不思議なことではないのです。それらいくつもの壁を乗り越えて、選手はさらにたくましく成長していきます。
その時に自分を大きく助けてくれるものは、経験によって培われた自己調整力です。身体的側面と精神的側面から現状を分析し、再び良い状態に戻していく力が重要となります。自分の身体的特徴を日頃からよく知っておくことは大きな助けとなります。そして、現状を正確に把握するだけの基本データがあれば、経験値と合わせ、微調整することで復調までの時間は確実に短縮します。自分をさらに高めるためにも、また苦しい状況から早く復調するためにも、継続した自己管理が重要です。

基本に立ち帰れる場所を持っていることは自分自身の精神的な助けにもなります。そのような習慣はスポーツに限らず、いずれ訪れる社会生活においても多くの場面で必ず有益となるでしょう。設定した目標に自分を導くというプロセスは、将来どのような職種につくことになっても基本的に同じだと私は考えています。子供の頃からの規則正しい生活習慣を作ることで得られるオリジナルの基本データ。それを有効活用するだけの知識や決断力を身につけてもらいたいです。理想に向かい自分の意思で進むことができる力。『発案・実行・継続・成長』そのプロセスを、スポーツを通して学ぶこととなれば人生がより豊かになり、いくつになっても日々成長できる幸せを感じることでしょう。
それがスポーツの持つ本当の価値だと私は信じています。

藤田 俊哉