×
検索
Menu
ホーム > 導入事例 > サービス別 > CLIMB DB > ヴァンフォーレ甲府・谷真一郎フィジカルコーチが語る『CLIMB DB』活用法

ヴァンフォーレ甲府

ヴァンフォーレ甲府・谷真一郎フィジカルコーチが語る『CLIMB DB』活用法

「『CLIMB DB』に蓄積されたデータはチームの財産になる」

――ヴァンフォーレ甲府は2017年シーズンから『CLIMB DB』を導入しています。どのような理由で導入を決めたのでしょうか?

私は以前から、選手のコンディション管理の重要性を説いてきました。『CLIMB DB』を使うことで、痛めている箇所の有無、疲労度といったコンディションデータをスタッフ間で共有することができますし、選手自身の意識付けにもなります、これは良いと思い、監督やトレーナーが入れ替わるタイミングだった、2017年シーズンから使っています。導入に当たっては、佐久間GMも「いいね。やろう」と全面的に理解を示してくれたので、ハードルはありませんでした。

――選手の反応はいかがでしたか?

『CLIMB DB』を導入するときに、何人かの選手には「これに入力することで、コーチングスタッフやトレーナーは、練習場に来る前に選手の状態を知ることができる」と説明をしました。私は毎日、選手が入力したデータを見ていますし、データと選手の表情や雰囲気などを照らし合わせてコミュニケーションをとる中で、痛めた箇所や疲労の状態などを把握するよう努めています。

――トレーナーやドクターから、『CLIMB DB』を使用するにあたって、どのような反応がありますか?

『CLIMB DB』には映像も入れることができるので、例えば選手が練習中にケガをした場合、どのようなシチュエーションで負傷したのかを共有することができます。負傷の瞬間をリアルタイムで目撃できなかったドクターやトレーナーも、後から『CLIMB DB』のメディアファイルから確認することができるので、とても便利になったと感じているようです。症状だけではなく、どういう場面でどのように痛めたというのは、かなり大きな情報ですよね。映像が残っていれば、その場にいなくても適切な処置やアドバイスをすることができます。

――『CLIMB DB』を導入したことで、チームにどのような変化がありましたか?

選手は日々、疲労度やケガの回復状態を入力しているので、昨日と比べて良くなってきた、悪くなってきたというのが、時系列でわかりやすくなりました。それによって、我々コーチングスタッフからの問いかけも変わります。また、強度の高いトレーニングをした翌日に「選手は疲れているのかな?」と思っていても、『CLIMB DB』を見ると、それほど疲れていない。あるいはその逆もあります。選手の状態を見て、練習の強度をコントロールする判断材料になると思います。

――『CLIMB DB』を導入したことによる発見や驚き、気づきなどはありましたか?

『CLIMB DB』を使わなければ、報告されなかった小さな疲労や細かな痛み等がわかるようになりました。痛みが色分けされて、痛さの度合いによって赤や青や白などに分かれているので、ひと目見てわかりやすいですよね。外から見ると痛みがないように見えても、選手からすると「実は小さな痛みが残っています」ということもありますからね。

――プロ選手の場合、痛い箇所を正直に入力すると、試合に起用されないことにもつながるので、正直に入力する難しさはありませんか?

私がこのチームに来てから、コンディショニングの重要性は強く言ってきましたし、それは監督や選手が変わっても継続しています。選手がどこか痛めた場合、痛みを隠して無理をして練習に参加し、さらに悪化させると中・長期間の離脱になってしまいます。そうならないために、痛みや疲労など気になることがあれば、1日、2日の短いスパンで練習量をコントロールして「大きなケガや痛みにならないよう、気をつけよう」と指示しています。

――痛みを我慢してプレーし、大きなケガや中・長期間の離脱になることを防ぐのですね。

その通りです。痛みがあるのなら、まず休む。それはスタッフや選手間で共有している考え方です。その判断材料にもなるので、選手は『CLIMB DB』に正直に入力しています。痛みを隠した状態でプレーし、低いパフォーマンスだと「この選手のプレーはその程度なんだ」と思われてしまいます。そうならないためにも、痛みがある選手は別メニューで、翌日に復帰すれば良いという流れになっています。

――選手自身が『CLIMB DB』に日々、データを入力することの意義はどのように考えていますか?

『CLIMB DB』を入力するために、まずは自分と向き合わなければいけません。これまで、コンディションについてそれほど考えてこなかった選手は、一歩前に進むことになりますよね。そのきっかけになるツールだと思います。コーチングスタッフの立場からすると、『CLIMB DB』を導入するまでは、選手とスタッフが個別のやりとりだったのが、データベースを介して一人の選手に包括的に関わることができるようになりました。『CLIMB DB』を見ることで、共通理解が生まれ始めてきたと思います。

――『CLIMB DB』に選手の情報が溜まっていくので、コーチングスタッフやトレーナーが変わっても、引き継ぐことが容易になりますね。

そう思います。その選手はいつケガをしたのか、どのようなリハビリをしたのかなどを確認することができます。「以前のトレーナーは、このようなリハビリメニューをしていたんだ」といったように、引き継ぎが簡単です。リハビリをさせる側のドクターやトレーナーも、自分がしてきたことの記録が残るので、さらに大きな責任が生まれます。長い目で見れば、『CLIMB DB』に蓄積されたデータは、チームの財産になると思います。

選手とチーフトレーナーのインタビュー記事はこちら