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導入事例

福岡大学サッカー部

コンディショニングコーチ・奈良崎寛、アスレティックトレーナー・飯田幸紀が語る『CLIMB DB』

『自分の大学時代に、このアプリがあれば良かった』
奈良崎寛コンディショニングコーチ

――コンディショニングコーチとして、今年から福岡大学サッカー部に加入したそうですが、どのような仕事をするのでしょうか?

もともと私は福岡大学出身で、大学卒業後にサガン鳥栖でプレーしました。その後、鳥栖のアカデミーなどでも指導をしていたのですが、乾監督からは「大学時代の4年間でやってきた、プロになるための身体のこと、休養やトレーニング、フィジカル、メンタルの調整など、選手にアドバイスをして欲しい」と言われています。私はトレーナーと一緒に活動しているので、ケガ人をただチームに戻すのではなく、パワーアップして戻すことにも取り組んでいます。それはプロでも当たり前の考えで、コンディションがギリギリで「何とかやれそうです」という状態で復帰しても、ケガをするリスクが高いんですね。いまはケガをした選手がいれば、復帰までのリハビリのストーリーを作って「この日までに、チームに復帰させます」とコミットしています。

――大学時代、プロを目指していたわけですが、コンディショニングや身体に対して、どのような取り組みをしていましたか?

私の2学年上に坪井慶介選手(浦和レッズ→湘南ベルマーレ/元日本代表)がいたのですが、日々、一緒にトレーニングすることで色々なことを学ばせてもらいました。全体練習が始まる前にグラウンドに来て、ストレッチやアジリティのトレーニングをして、練習への準備をすることや、ウェイトトレーニングをするときは周りと話をせず、「いまはこの筋肉を鍛えるんだ」と意識してやること。それらを特別なことではなく、当たり前のルーティンとしてやっていました。坪井さんのようなすごい選手と一緒にいることで、自分も当たり前の基準が上がり、プロになるという目標に対して、ブレずに取り組むことができたと思っています。

――先程、トレーナーさんとコンビを組んで、選手のコンディションを見ていると仰っていましたが、その中で『CLIMB DB』はどのような役割を果たしていますか?

『CLIMB DB』に入力する選手データをすべて見て、コメントが書いてあるときに返信するのが、私とトレーナー、コーチの役割です。トレーナーがケガに関するデータを見て、私とコーチがコメントを見て返信しています。コメント欄でコミュニケーションをとることで、選手のメンタル面のサポートになります。選手に『CLIMB DBを導入して、何が良かったか』というアンケートを取ったのですが「グラウンドに来る前に、ケガやコンディションなど、情報を共有できていること」という意見が多くありました。『CLIMB DB』を導入したことで、選手とのコミュニケーションが密になり、練習や試合に前向きに取り組めるようになりました。

――最初から、データの入力率は高かったのでしょうか?

最初から全員が入力していたわけではなかったので、まずは入力率100%を目指しました。マネージャーと連絡をとりながら「誰々が入力していない」と報告を受けて、キャプテンや4年生が、入力がおろそかになっている選手に指導をしていました。言う側としても、周りに「しっかり入力しよう」と言うからには、自分も毎日しなければいけません。3分あれば入力はできるので、まずはチーム全員でしっかり入力しようと言って、いまはベースを築くところまで、できてきました。その結果、何人かの選手が「効果的な睡眠のとり方を教えてください」「体重が減っているので、栄養の摂り方を教えてください」など言いにくるようになり、コミュニケーションは深まりましたね。

――坪井選手の話もありましたが、グラウンド以外の時間をどう過ごすかが、プロになるためには大切なんですね。

そう思います。『CLIMB DB』はグラウンド外の、日々の過ごし方に目を向けさせるためのツールになっています。コメント欄を使って「今日の練習はこういうテーマで取り組んで、ここはできた。ここは課題が残る」といったことを書く選手もいますし、「ケガの状態が悪いので、今日は病院に行ってきます」などを書くことで、スタッフ全員がその選手の状況を知ることができます。コメントから選手の内面もわかるので、色々なことが見えてくるようになりました。

――選手の将来に、『CLIMB DB』や『Atleta』をどのように役立てることができそうでしょうか?

プロになると、コンディションや試合のデータを管理されるのが、当たり前になります。大学時代からデータ管理に触れることで、プロになったときに戸惑いはなくなりますし、大学時代に慣れていて良かったと感じると思います。『CLIMB DB』や『Atleta』は、選手が自分自身を知る、向き合うためのツールです。体調が良い時、悪い時に何をして、どうすれば良い状態に持っていくことができるか。こうすれば良いというパターンを持っていれば、自己管理のルーティンになります。自分の大学時代やプロ時代に、このアプリがあれば良かったと思っています。

飯田幸紀アスレティックトレーナー

「『CLIMB DB』導入が、ケガの早期発見につながった」

――最初に『CLIMB DB』を導入すると聞いたとき、どのように感じましたか?
Jクラブでも導入しているツールだと聞いていたので、将来的にJクラブのトレーナーになるときのために、役に立つ材料になると思いました。グラウンド以外でも選手の情報を知ることができるので、すごく便利ですよね。

――『CLIMB DB』の中で、もっとも頻繁に見ている項目は何でしょうか?

ケガの状態と疲労度です。ケガの項目は、人の形のイラストが表示されて、痛いところに印がつくのでわかりやすいと思います。痛みの度合いが色分けされるのですが、プレーを続けた方がいいのか、休んだ方がいいのか。色の変化に応じて声をかけて、気になる選手は整形外科に連れて行きます。

――『CLIMB DB』導入前は、選手の痛みの変化を外から見たり、ヒアリングすることで情報を得ていたと思いますが、どのように対応していたのでしょうか?

まずは選手に会ったときに会話の中で探っていました。とはいえ、選手がたくさんいるので、全員と話をするのは物理的に不可能です。ケガにすぐ気がつくことができれば、すぐに治るのに、遅く発見してしまったことによって、完治までに時間がかかってしまったケースがありました。今年は『CLIMB DB』を導入したことで、すぐにケガを発見できるようになったので、そのケースは減りましたね。むしろ早期発見できたおかげで、すぐに復帰できた選手も増えたので、『CLIMB DB』には感謝しています。

――『CLIMB DB』を導入したことで、チームにどのような変化が見られますか?

スタッフの観点から言うと、選手のコンディションやケガの状態に関して、情報共有がしやすくなりました。スタッフ全員が選手のデータを見ることができるので「この選手はいまこういう状態なので、別メニューで調整した方がいい」といったコミュニケーションが素早くとれるようになりました。選手側からすると、コンディションを自己管理する習慣がついたことで、練習前のストレッチや練習後のケアなど、セルフコンディショニングに積極的に取り組む選手が増えてきたと感じています。去年は「マッサージしてください」など、トレーナーに頼る部分も大きかったのですが、今年はまず自分でしっかりとケガやコンディションに向き合う。ストレッチをして準備するといった部分に変化を感じています。

――今後の『CLIMB DB』『Atleta』の活用イメージを教えてください。

明日から『Atleta』に切り替わるので、さらに活用して、年間のケガ人を限りなくゼロに近づけたいです。ケガをしてリハビリをする選手に対しては、リハビリメニューや復帰計画などを『Atleta』で管理して、復帰に向けて最短ルートを進んでいきたいと思います。

※インタビューはCLIMB DBからAtletaに切り替える、導入研修の日に行いました。

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