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導入事例

駿台学園高等学校 サッカー部

教諭・サッカー部監督、大森 一仁氏が語る『Atleta』活用法

<チームの情報>2019年11月現在
部員数:約135名
指導者数:教員・顧問2名、外部コーチ3名
Atleta導入時期:2016年11月

―アプリの導入によって、選手と指導者の距離感が近いチームに!


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└選手たちは皆、「サッカーが好き」という思いを根底に持っていると思うので、基本的には「明るく楽しく」をモットーにチーム作りを行っています。
我々のチームの特徴は、選手たちとの距離が近く、コミュニケーションも盛んなところです。彼らにとって出来るだけ近い存在になれるよう、形式ばったミーティングなどはあまりしておらず、キャプテンや副キャプテンなどチーム作りの要になるような選手とは、試合のメンバー決めなどについて対話アプリでメッセージをやり取りしたり、電話で相談し合うこともあります。指導者から見る世界が全てではなく、選手だからこそ見えているものもあると思うので、そのような視点から出てくる意見も尊重したいと考えています。
ただ、緩い雰囲気で取り組むのではなく、指導の内容は厳しく考えており、監督として最低限守らなくてはいけないラインは引くようにしています。

Q:『Atleta』導入のきっかけを教えてください
└ケガ人が多く、手術が必要な大きなケガをする選手も出てきたことに悩んでいたのがきっかけのひとつです。また、今とは違い、数年前までは選手たちと少し距離を感じていたこともあり、何かしらのツールを使って彼らとの距離を縮められれば、と考えていた時に『Atleta』と出会いました。
それまでもサッカーノート(紙)などを書かせていたのですが、指導側がそれを全て確認するのもなかなか難しかったです。選手たちが何を考えているのかをすごく知りたい一方で、どこまで深い内容を書いてもらうべきなのか、選手のプライバシーの面でも悩んでおり、心情などをとても細かく書いてくれる選手たちには気を遣ってしまう自分もいましたね。
その点で、『Atleta』のように必要な項目を入力できるツールは非常にニーズに合っていましたし、彼らの生活の中に当たり前にあるスマートフォンで活用できるアプリを導入することで本音を聞き出しやすいのでは、という期待もありました。

―『Atleta』の影響は卒業後にも表れる!?精神的に大人な選手こそ「自己管理」が効果的


Q:『Atleta』の活用方法や、導入後の変化を教えて下さい
└『Atleta』のようなツールは合う・合わないがあると思うので、記録の状況は選手によってかなり違います。必須の入力項目は定めておらず、『Atleta』に魅力を感じている選手が積極的に活用できれば良いと考えています。
アプリを積極的に利用している選手は、睡眠時間やコメントもまめに入力しています。中には、アプリで自己管理をすることでプレーやコンディションの悩み・課題を自ら解決できる選手もいます。入力することでポジティブになって、パフォーマンスを上げられる選手には本当に良い影響が出ていることを実感できるツールですね。個人的には、精神的に成熟した選手はこのようなアプリでどんどん記録した方が良いと思っています。
反対に、反省ばかり入力してしまったり、ネガティブな思考に陥ってしまう選手もおり、そのような違いにも改めて気づくきっかけになりました。
また、高校生のうちはこのような自己管理についてまだピンと来ない選手も少なくないようなのですが、ときどきOBなどが訪問した際には「あのアプリ、まだやってますか?」「自己管理について高校時代先生が話してくれたことが、最近やっとわかりました」といった声をもらうことが実はとても多いです。高校生の時に私たちが伝えていたことの重要性を、大学で様々な知識・情報に触れているうちに思い出す人の多さに驚いていますし、それはまた『Atleta』の面白い効果の一つだと思いますね。
大森 一仁の写真

―徹底したフィジカルトレーニングを取り入れ、ケガが激減!


Q:「三栖トレ」も導入されていますが、その経緯を教えてください
└三栖さんが強豪校のトレーナーをしていることは前から知っていて、たまに練習現場を見かけることもあり、ずっと関心を持っていました。「フィジカルトレーニング」は、がっちりした体格を目指すイメージがあったのですが、三栖さんが指導しているチームの選手は、身体は細くても強くて倒れない、そしてしなやか、という特徴があり、なぜそのような選手が生まれるのか、興味を持ったのがきっかけです。
だからこそ、既に導入している『Atleta』内で三栖さん監修の動画トレーニングが始まると聞いたときは大変驚きました。専門のコーチやスタッフを雇うとなると難しいため、動画で教わることができるのは我々にとって最高にマッチしていると感じています。
今では「三栖トレ」を毎日実施しています。学年に2名ほど「三栖トレ」担当の選手がおり、その選手が先に動画を見てその日のトレーニングを率先して指示しています。適当に行っても意味がない練習のため、1時間半ほどかけてみっちり実施することもありますね。

Q.「三栖トレ」によって、チームに変化はありましたか?また、その他に行っているコンディショニングへの取り組みがあれば教えてください。
└ケガが多いチームでしたが、接触によるケガを除いた、じん帯系のケガなどが減りました。「三栖トレ」に特に真面目に取り組んでいる選手は捻挫などの軽いケガもなくなっていることを実感していますし、1年生から3年生まで一度もケガをしていない選手もいるのではないでしょうか。そのような点で「三栖トレ」の効果をとても感じていますし、これまで3年間ケガをしないような選手は駿台学園にはいなかったため、良い見本にもなり、非常にありがたいです。
新しい練習方法やツールなどは遠征に行ったときなどに他のチームの様子を観察したり、自分たちで調べたりして面白そうなものを取り入れるようにしています。
そのひとつとして3,4年ほど前から選手とその保護者を対象とした、企業による栄養の講習会を行っています。その効果として、講習会の内容を反映して保護者の方が食事を工夫していたり、練習後すぐに食事を摂れる環境ではない中、選手自身が考え、例えばプロテインなどで補う選手が増えたりと、意識を高く持つ選手も出てきました。

★「三栖トレ」とは
三栖英揮氏が代表を務めるDr.ARMS監修のフィジカルトレーニングプログラムで、『Atleta』のオプション機能として提供しています。
チームに合わせたトレーニングスケジュールをDr.ARMSスタッフが作成しており、トレーニング内容は、可動性の向上、パワー向上など、6カテゴリー、86種目のエクササイズの動画で説明されます。
「三栖トレ」の詳細はこちら:http://www.climbfactory.com/sportsict/misutra/

―選手の笑顔を守れる指導を、変わりゆく時代に合わせて。


Q:今後、若年層の選手への指導は何が大切になってくると考えていますか?
└シンプルですが、選手たちが毎日充実して過ごしてくれるのが一番ではないでしょうか。1日の中には良いことも悪いこともあると思いますが、その日が終わるときに「良い日だったな」と思ってもらえると嬉しいですね。
また、時代によって選手たちの考え方も世の中の風潮も変化するため、それに伴って指導者も変わっていかなければいけないとも感じています。
指導者としては、「選手にこうなって欲しい」という理想はありますが、ずっと変わらず同じ理想を伝えていても、捉え方や価値観が違う年代の選手たちにはこちらの意図と同じように伝わらない可能性もありますよね。そのため、ギャップを埋めるためにも、話し方や接し方などのコミュニケーション方法をその時々によって変える必要はあると思っています。もしかしたらまた昔のような指導法が見直される時代が戻ってくるかもしれませんし、先のことはわかりませんが、その時々に合った指導を常に模索していこうと思っています。
その過程で失敗することもあるとは思いますが、それを恐れず、何よりも選手たちが笑顔でいてくれることを1番大切にしていきたいです。

3年生・村雲 礼惟選手のインタビューはこちら!
http://www.climbfactory.com/result/case/3670/