Atleta通信

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2021.09.30

自作のコンディションノートから移行し、試行錯誤しながらも高い利用率を維持する秘訣とは

【活用事例】#22 ハンドボール 東京農業大学第三高等学校

目次

20年以上運用してきた自作のコンディションノートから『Atleta』へ移り、試行錯誤しながらも高い利用率に達した東京農業大学第三高等学校ハンドボール部。
ご自身は「アナログ人間」とご謙遜されておりましたが、『Atleta』スタッフも驚くような使いこなし方でチームに『Atleta』を浸透させた谷本先生に、高い利用率に至るまでの経緯と『Atleta』利用テクニックを存分に伺いました。

自作のコンディションノートから『Atleta』へ移行した理由

早速ですが『Atleta』を導入したきっかけを教えてください。

元々、平成4年に練習先で『コンディションチェックシート』という存在を知りました。「なるほどこういった管理は必要だ」と思い、それから『トレーニング・コンディションチェックノート』というものを自作して運用していました。
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『Atleta』よりもかなり前から紙媒体でのコンディション管理をされていたのですね。

はい。当時からこのノートを毎日選手に記入させていました。そんな中『Atleta』というデジタル媒体が出てきたのを知りました。正直私自身はアナログ人間なのでノートの方が良いのですが、今の年代の選手はデジタルの方がやりやすいでしょうし、今後の管理も考えた上で移行を決めました。あまり悩まず『Atleta』に飛びつきました。
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今ご活用いただいている『Atleta』と当時のコンディションチェックノートで内容は同じですか。

いえ、ノートだと一度項目を決めてしまうと変更ができない一方、『Atleta』だと気軽に項目変更ができるので、その都度必要な項目の追加や削除を行っています。
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『Atleta』導入に際し、スムーズにデジタルへの移行はできましたか。

導入当初はなかなか簡単にはできませんでしたが、自分で試行錯誤したり、担当の方に電話でサポートしていただきながら、徐々に慣れていきました。私自身が苦労することよりも、チームスタッフ間の情報共有がスムーズになることを優先させました。チームには私を含めてトレーナーやコーチ合わせて6名のスタッフが携わっています。その6名それぞれが選手個々の考え方やトレーニング成果を把握するのに、ノートだと共有が難しかったんです。その点『Atleta』だとどこにいても手元で確認できるので、そこも導入の決め手の一つでした。
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これらの設定や入力は他のスタッフ方がされているのですか。それとも全て谷本先生ですか。

基本的に全て自分で操作していますよ。
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「デジタルは難しい」とおっしゃっている谷本先生ですが、かなり『Atleta』使いこなされており、デジタル上級者の使いこなしぶりで驚きました。そんな谷本先生に使いこなしていただいている各機能について質問させていただきました。

反省のないところに成功はありません

まずコンディション機能についてですが、コンディションで管理する項目はどのように決めていますか。

体調項目が何より重要だと考えています。体調を入力することで、選手の健康管理への意識が向上し、良いコンディション状態でトレーニングに参加できるようになるからです。それに関連して睡眠時間や肉体的な疲労度、最近だと体温にも注視しながらトレーニング参加の可否を判断しています。
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その日の選手たちの体調をしっかりチェックされているのですね。

この時期は大会がなく、体作りがメインになるので、体重や体脂肪項目、合わせて食事も見ることで十分に栄養と休養が取れた状態でトレーニングが行えているかを見ています。
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コンディション自由項目として『PDCA』項目を作られていますね。こちらの狙いは何でしょうか。

些細なことでも良いから毎日の練習に対する目標を選手自身に設定させるためにこの項目を追加しました。目標設定した上で、その達成のために取り組む内容を入力させています。必ず練習後には振り返りをさせて、今後どう取り組むかを選手自身に考えさせるためにこの『PDCA』項目を設定しています。反省のないところに成功はありませんから。
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『PDCA』項目を追加したことで何か効果は感じられましたか。

毎日入力がきちんとできている選手には成果が出ているなと感じます。特に強制はしていないので書かない選手も中にはいますが、トレーニングが実技の結果に繋がっているのはやはり入力がしっかりできている選手ですね。
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連絡ボードにAtletaルールを記載しています

選手たちにはコンディション入力に関するルールを設けていますか。

『Atleta入力方法』という内容で連絡ボードにルールを記載しています。「原則は練習開始30分前までに入力する」などの基本事項は決めています。
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連絡ボードを活用し、コンディション入力ルールを選手に共有している。

これほど明確にルール化できていることにはとても驚きました。最初からここまで明確にルールづくりされましたか?

導入当初から記入時間などある程度のルールは設けていましたが、利用を続けて慣れていくうちに今のルールとなりました。年々新たなルールや、細かいルールを決めてブラッシュアップしています。
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まとめて管理機能もご活用いただいていますね。

まとめて管理では選手たちの出欠状況をひと目で見られるようにしています。これもノートからAtletaに運用が変わって便利になった部分です。あとは体調や体温、肉体的な疲労度、PDCAをそれぞれ表示させています。コロナ禍に伴い体温は必須ですし、肉体疲労度は試合期には特に気にします。
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『Atleta』を見てそうめんを茹でる保護者が一人でも出てくれれば利用する甲斐がある

先ほど体作りの面で食事も注視しているというお話がありましたが、食事入力についてもルール化されていますか。

コンディションほど厳密には決めていません。私が指示をしたタイミングは必ず入力してもらい、他は自由にさせています。摂取カロリーが見られるのはとても便利なので、そこを意識している選手は毎日入力しています。テクニカルトレーナーから「男子選手は一日6000kcal、女子選手は一日4000kcal摂取しなさい」と言われています。なかなかそれを自力で計算することは難しいので、Atletaに入力するだけで自動的にカロリー数が出るのは食事への意識も高まる良い機能です。
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谷本先生から食事入力を指示するタイミングはどんな時ですか。

ちょうど今の夏休み期間は基本的なトレーニングと体作りを重視しているので、食事管理は全員入れるよう指示しています。その他は定期的に2週間スパンで入力週間を設けています。
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食事に関するコラムを連絡ボードで配信する等、食育へも非常に積極的ですね。

食事に関しては私だけじゃなくて、メディカルトレーナーやテクニカルトレーナーも連絡ボードに情報を上げてくれています。これらは選手だけではなく保護者向けでもあります。選手の弁当作りに役立つ内容や、コロナ禍で休校中の食事に関する情報をコーチ陣が積極的に配信してくれています。この辺りは私がコーチに任せている部分でもあるので、彼らが責任感を持って選手や保護者に語りかける形で配信しています。
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保護者もAtletaを見てくださっているのですね。

保護者用の共通アカウントを作っているので、それを使って連絡ボードなどを閲覧してもらっています。保護者の中には選手のスマホから選手の食事情報をチェックしてくださっている方もいらっしゃるようです。
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保護者も選手の食事に対する意識が高まったということですね。

保護者も参加する総会にて、「食事は保護者の力に頼らざるを得ないのでサポートお願いします」とお伝えしたことがありました。その後ある保護者から、自分の子どものスマホを取り上げて『Atleta』アプリから摂取カロリー量を確認したところ摂取量が足りていなかったので、すぐにそうめんを茹でて食べさせたという話を聞きました。そんな保護者が一人でも出てくれば『Atleta』をやってきた甲斐があったかなと思います。
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心からハンドボールが離れてしまわないように、少しでも工夫できることを…

アンケート機能についても使い込んでいただいていると思いますが、どのような使い方をしていますか。

コロナで休校になった際に一番危惧していたことが、選手たちのハンドボールに対するモチベーションが下がってしまうことでした。それを防止するために、例えば過去の先輩の試合の動画や世界選手権の試合を観てもらい、その感想などをアンケートに回答させました。ハンドボールをやれない時期に心からハンドボールが離れてしまわないように、少しでも工夫できることを行ったのがこのアンケート機能でした。
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フィジカルテスト機能はご利用されていますか。

以前から利用しています。新チームになったタイミング等、定期的に体力テストを実施しているのでその結果を記録しています。直近だとこの夏休みが終わったら体力テストを予定しています。選手には「夏休み期間中にこれくらいの数値になりましょう」ということをテクニカルトレーナーから個々に提示してもらっています。
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必ずノートを通してから『Atleta』へ

全体を通して選手の利用率を高い状態で維持されていますが、チームに『Atleta』が浸透した秘訣を教えてください。

入学したばかりの1年生には『Atleta』のアカウントを持たせておらず、6月まではノートを書かせるようにしています。その間、先輩たちはスマホで入力をしているということを認識させています。そこは少なからず『Atleta』利用率に関係しているのではと感じています。
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先輩が使っていると「自分たちも使いたい」という気持ちが出ますね。たくさんお話しいただきありがとうございました。最後に今後にチーム目標を聞かせてください。

私自身このチームを見られるのがあと3年しかないので、その残りの期間を一生懸命やりたいですね。そして何よりその一生懸命が形に残る結果にしたいです。最低でも一度はチームを関東大会に出場させたいですね。
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東京農業大学第三高等学校(とうきょうのうぎょうだいがくだいさんこうとうがっこう ハンドボール部

<チームの情報>2021年9月
選手数:32名
指導者数:顧問3名 外部コーチ3名
Atleta導入時期:2017年12月