2022.03.23
2019年創部から飛ぶ鳥を落とす勢いで結果を残している実業団のダイソー女子駅伝部。クイーンズ駅伝出場を目標の2年前倒しで達成できた要因の一つに、トレーナーによる献身的なサポートと『Atleta』によるコンディション管理、密なコミュニケーションがありました。
今回お話を伺ったのは、ダイソー駅伝部の酒井はるかトレーナーです。実業団ならではの『Atleta』活用方法や、若い世代のアスリートが大切にすべきことなどを伺ってきました。
『Atleta』の記録からトレーナーの介入効果を可視化
主にコンディション機能をご利用いただいていますが、トレーナーの立場で特に気にされている項目はありますか。
ケアする際の判断材料として見るのでしょうか。
データがあるとないとでは、ケアの仕方は変わりますか。
注視するのは『身体の気になる部位』『身体的疲労』『精神的疲労』
数値で痛みを表現してもらうことで、治療を重ねるごとに痛みの数値変化がわかり、変化の度合いによってアプローチの仕方を変えることができる。
選手が自分で考えられるツールを増やせるようなコメント返信を心がけている
コメント機能をご利用頂いていますが、やり取りの中で意識されていることはありますか。
落ち込んでしまっている選手にポジティブなコメントを返してあげるんですね。
『Atleta』のレポートも自身で考えるツールとしてご利用いただいているのでしょうか。
他の指導者から『Atleta導入後、選手の本音が見やすくなった』といった声をよく伺うのですが、どのような印象をお持ちですか。
酒井トレーナーも現役の頃はノートで記録されていましたか。
コメントの書き方・表現から選手の状態を知ることも。
より具体的に、よりポジティブにコメントを書くように指導し、選手が自分で考えられる機会を増やすツールに。
数値やグラフで見ることで課題が明確になり選手たちもスタッフに相談しやすくなっている
駅伝競技チームは入力が定着しやすい傾向があるのですが、競技の特性上『Atleta』と親和性があるのでしょうか。
手軽に記録ができる他にデジタル化することによる利点はどこにあると思いますか。
日々の練習の中での走行距離は『Atleta』に記録していますか。
高校卒業したばかりの若い選手たちが多いチームとのことですが、データを見て選手たちはどのようなリアクションをしていますか。
酒井トレーナーは寮で選手たちと共同生活をされていると伺っているのですが、選手たちと顔を合わせる機会が多い中で、『Atleta』でコメントのやり取りもする意義はどこにあると感じていますか。
「速い選手より強い選手を」
19年の創部から『3年でプリンセス、5年でクイーンズ、10年で日本一』と目標を立て活動され、『21年にクイーンズ駅伝初出場』と前倒しで目標達成されていますが要因は何だったとお考えですか。
選手層が厚くなったというお話でしたが、これからもチームに有望な新しい選手が加入してくると思います。トレーナー視点で、ズバリどんな選手に来てほしいですか。
地域に根ざした、地域に愛されるチームになりたい
ダイソー駅伝部は世羅町や世羅高校と協定を結ばれており、地域に密着したチームだなという印象を受けています。これらの地域とは具体的にどんな取り組みをされているのでしょうか。
御社の商品を使った『ダイソー商品トレーニングメソッド』なるものがあるそうですね。
そうなんですね!早速お店で探してみます。
自己分析を続けることで身体の感覚が研ぎ澄まされてレベルアップできる
高校生や大学生、そして実業団の若い世代からコンディション記録し続けることの大切さについてどのようにお考えでしょうか。
高校から実業団に入ってくる選手の中で、伸びる選手の特徴は何かありますか。
ダイソー 女子駅伝部
<チームの情報>2022年4月現在
選手数:15名
指導者数:6名(監督、コーチ3名、トレーナー1名、マネージャー1名)
Atleta導入時期:2019年8月
<主な成績>
プリンセス駅伝 in 宗像・福津~第7回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会~
総合15位 / 2時間20分51秒
クイーンズ駅伝 in 宮城~第41回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会~
総合21位 / 2時間20分34秒