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2022.10.31

柔道界の新常識をつくる近江柔道部。まさに『選手主体なチームづくり』ができている理由とは

【活用事例】#44 柔道 近江高等学校 向江村 和也氏

目次

今回お話いただいたのは今年のインターハイ出場を果たした近江高等学校柔道部の向江村和也監督。

インターハイ連続出場の柔道部監督ということで堅いインタビューになるかと思いきや、「スローガンは選手に決めさせている」「坊主頭は理屈が分からないから止めた」「できるだけ長く選手といたいから学校の隣に家を建てた」…など、驚きの発言の連続。

まさに柔道界に革命を起こそうとしている向江村監督が目指す真の『選手主体』とは何か、そして『Atleta』活用成功までのプロセス、そしてこれから目指す柔道部について、余すところ無くたっぷりお話しいただきました。

スローガンは『雲外蒼天』

はじめに近江高校柔道部のチーム構成を教えてください。

3年生9名、2年生12名、1年生10名の全部で32名です。今は僕が監督をさせていただいていて、僕の上に選手時代の恩師でもある生駒部長という形で全体の指揮を執っています。他には、OBや外部コーチ、選手の治療にあたってくれるトレーナーなど、チームに関わってくれている方が数名います。
あと、私の奥さんも柔道経験者で大学時代に日本一を経験しているので、指導に協力してもらっています。
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ご夫婦で指導って素晴らしいですね。

おかげさまで、理解を得て助けてもらっています。遠征や試合でしょっちゅう家を空けているので、母子家庭と言われていますが。(笑)
今子育て中で時短勤務なので、空いた時間で子どもを遊ばせながらうちの選手たちを見てくれています。
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チームスローガンを教えてください。

毎年、スローガンを主体となる学年に決めさせています。直近のインターハイまでは『駑馬十駕(どばじゅうが)』という言葉を掲げていて、新チームになってからは『雲外蒼天(うんがいそうてん)』です。私の意見は入っていなくて、主体となる年代の選手たちが1年間こういった状態にチームを持っていきたいという想いが込められています。
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『坊主頭にしたら強くなる』という理屈が僕には分からない

スローガンの決め方もそうですが、「選手主体」でのチームづくりをされているのですね。

選手が主体でやっていかないといけない時代ですし、僕ら指導者が無理やりやらせても意味がないと思っています。もちろん主体的になるところまで持っていくための指導はしますが、最終的には選手から動くところを目標にしていますので、私からのトップダウンで何かやらせることはあまり無いですね。
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柔道はどちらかと言えばトップダウンな文化が強い印象がありますが、そういった印象を変えていこうといった狙いがあるのでしょうか。

おっしゃる通りです。例えば僕自身が日本一の選手、もしくは結果を残してきた凄い選手だったとしたら強く指示出ししていると思うのですが、そうでは無かったので、選手と一緒になって考えてやっていく方が適していると思っています。
柔道のこれまでの流れとは違う手法をたくさん取り入れているので、出稽古に来られた先生方には色々な意味で「新鮮」と言われます。
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このような変化は監督に就任されてから始められたのでしょうか。

はい。例えば、坊主頭を廃止したのもその一つです。柔道の強豪校って一般的にどこも坊主頭が主流なのですが、『坊主頭にしたら強くなる』という理屈が僕には分からなかったので生徒と相談して止めました。『坊主じゃない学校から日本一を最初に出す!』が目標です。自分自身が理屈っぽい性格なのでそういった自分で説明ができない伝統は変えていこうと色々やっています。
あと、中学校にスカウトに行った時に「坊主が嫌だから高校では柔道しません」って子がいたんです。滋賀県って田舎でただでさえ競技人口が少ないので、坊主が理由で柔道を断念されたら、更に競技者が減り選手集まりませんから。だから「うちは坊主じゃないよ」って(笑)時代の流れに合わせている面もあります。
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様々な変革をされているようですが、今の形に行き着くまでには相当なご苦労もあったのではないですか。

めちゃくちゃありました。昔ながらの指導が正しいと思って入部してくる子ももちろんいたので、「前の監督はそんな事言わなかったぞ」とか、「坊主の方が良いです」とか。私の考え方が浸透するまでには選手との衝突もあり、苦しい時期もありました。特に過去との比較ができる年代が抜けるまでの最初の3年間は、新しい提案をするたびに反発もあって、正直しんどかったですね。
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柔道教室は高校生が指導する側に立つ機会にもなる

地域貢献活動の一環として『小学生・中学生近江高校柔道教室』をされていますよね。活動内容や目的を教えてください。

これも色んな意図があってやっていますが、もともとは生駒部長が地域の指導者から相談を受けて発案されたものです。柔道人口が非常に少ない地域でもあるので、例えば柔道をしている小学生がいても、進学先に柔道部がないことがあるんです。やりたくてもやれる環境がない小中学生がたくさんいまして、定期的に練習会を開いています。リクルーティングにも繋がっているんですけどね。
また、高校生が指導する側に立つ機会にもなるので、それが自分自身の技術向上や振り返りにもなりますし、この経験をきっかけに指導者や教員を目指してくれる選手が増えたら良いなとも思っています。
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現役選手・将来の選手、双方にとってメリットがある教室なのですね。

柔道は野球とかに比べるとなかなかメディアに載らないので、少しでもこの活動を通して地域に近江高校柔道部をアピールして知ってもらえたらと思って続けています。柔道は『怖い』とか『敷居が高い』とかイメージを持たれがちなので全然そんなこと無いんだと、地域と密着しながら続けさせてもらっています。
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チームの選手は全国から集っているのでしょうか。

僕が監督に就任した当初、実はちょっと張り切りすぎて空回りし、チーム強化に焦っていた時期がありまして、焦りから県外の有力選手をたくさん獲得していました。すると推薦枠の関係で地元の子を取れなくなって、地域や県内から全く愛されなくなったんです。そういった経験があったので、今では地元第一にして、県内の子が7〜8割。県外枠も寮の部屋に合わせて1学年で最大3名を目安にしています。
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今年のインターハイ滋賀県予選で団体優勝できたというのは更に凄いことですね。

滋賀県って全国的に見るとまだまだ強豪県とは言えなくて、全国レベルの指導者の方からは「こんな子たち取ってどうするの?」ってことも言われたこともあったんですけど、結果的にインターハイでも結果が出てきたので、そこの常識は変えられつつあるのかなと思っています。
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「自分たちは弱い」ってことを重々理解した上で10倍努力を貫いてきた

ここからはそんなインターハイのお話を伺いたいのですが、まず今回の結果は想定通りだったのでしょうか。

ライバル校の団体戦メンバーが全国1位とか2位、3位の選手ばかりで、普通に考えると滋賀県で全国に行ったこともないような選手ばかりのうちじゃ到底勝ち上がれる大会ではなかったとは思います。でも、うちの選手自身が素直に「自分たちは弱い」ってことを重々理解した上で入学以来10倍努力を貫いてきたことは大きかったと思います。
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努力を継続できたことが勝因として大きいのですね。

あとあまり関係ないかもですが、近江高校野球部の山田陽翔の存在は大きかったかもですね。彼は今やスターでテレビに載るわ、侍ジャパンの主将として世界大会に出るわで、それが柔道部の選手にとっても良い意味で刺激になったと言うか、学校は甲子園に出るたびにお祭り騒ぎで、柔道部が全国に出たことなんか一瞬で消え去ります。(笑)競技は違いますがそこに追いつきたいという想いで頑張っていたのかなと思います。
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優勝した時の選手たちの様子はいかがでしたか。

5人で戦って最後の最後決まった時、選手たちは喜んでガッツポーズするんかなぁと思ったんですけど、どっちが負けたチームか分からないくらい泣きじゃくっていましたね。そこにいる3学年だけじゃなく、これまで苦い思いをしてきた卒業生たちも一緒になって泣いてくれました。今年のチームと言うより、これまで7年間のチームの戦いだったなと感じました。
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団体優勝と個人でも2名優勝しましたし、来年以降も近江柔道部、楽しみですね。

そうですね。来年はもう一つ上を目指せると思っています。
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僕が彼らを下から支える形のチーム。24時間365日柔道の指導法を勉強。

長く『Atleta』をご利用いただいていますが、導入のきっかけを教えてください。

もともとトップダウン的な指導はしたくなかったので、上に指導者がいて下に選手…ではなく、僕が彼らを下から支える形のチームを作りたかったんですね。そこで選手一人ひとりとの対話を大切にしたくて、部員が少なかった頃は練習後に毎日選手と「今日どうやった?」とか「痛いとこないか?」と一人ひとりに話す時間が取れていたのですが、ありがたいことにどんどん部員が増えてきまして、物理的にゆっくり話すことが無理になってきました。
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一人ひとりと話す時間は大切ですがその分時間がかかりますからね。

まず柔道ノートを初めて毎日日誌を書かせる取り組みをしたんです。ですが、まず選手が机でノートを開く習慣がなくて…。あと、漢字が書けない。遠くから通っている子もいるので、そもそも書く時間がない。そんなこんなで定着しませんでした。私自身もせっかく選手たちが書いてきても、日々の業務でノートを見られずに返してしまう日もあったりして、彼らとのキャッチボールがかなり負担になっていました。
効率よく、帰りの電車とか、ちょっとした空き時間にできないかなと考えていた時にこのお話をいただいて、ばっちり自分がやりたいこととハマったのですぐに導入させてもらうことにしました。今の子達はスマホの扱いは一流ですから。(笑)
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『選手を僕が下から支えるチーム』というお話がありましたが、そういったチームを目指される理由は何でしょうか。

私自身も高校時代はインターハイ5位と結果を残して、オリンピック選手をたくさん輩出する大学に行かせてもらったんですけど、いざ大学に入るとインターハイチャンピオンがぞろぞろいて、第一線では活躍できなかったんですね。そんな僕だからレギュラーじゃない選手の気持ちも分かるし、ケガした選手の気持ちも分かるし、表彰状をもらえないまま表舞台に出ない選手の気持ちも分かるんです。その中でチームを下から支える役割をやっていたこともあり、今も当時と変わらない考え方なのかなと思います。
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向江村監督の学生時代からの経験が今の指導スタイルに繋がっているのですね。

そうですね。あと、全国大会なんかに行くと、すごい経歴をお持ちの先生が多くて、その方たちと僕が対等に向き合えるとは思わなかったので、例えば日本一の背負投げを教えられる先生がいるとして、僕はそれをできないけれど、その分その先生より10倍勉強している自負があります。24時間365日指導について日々勉強しています。
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我々は強豪チームだとは思っていませんし、自分たちが天狗になって一回でも満足したら終わりだと思っています

『Atleta』では高い入力率を長きに渡り継続できていますね。

入学直後の1年生はなかなか定着しないんですよ。疲れて入力せずに寝てしまうとか、書いても短い文章で終わるとか。そんな時は翌朝呼び出して指導しているので、最初のうちはこちらもかなりエネルギー使うんですけど、夏を超えた辺りからはみんな習慣化できてきます。
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具体的にどんな声掛けをされますか。

「近江高校柔道部に入りたくて入って、自分が強くなりたいという思いで来たんだよね。僕自身どうしても全員に3年生がメインの指導になってしまうから1年生は手が回らない部分はあるけど、それでも全員を見てあげたいと思っていて、そのためのツールが『Atleta』だからね」と。『言われたから書く』なら書かなくてもいいんです。自分のことを見て欲しいと思うなら書きなさいと伝えています。
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コメントの内容は書き方などルールを設けたりされているのでしょうか。

指示していませんが、毎日のミーティングでの内容を書いていると思います。柔道の技術的な部分はあまり指導していなくて、「今日合同練習できたのは相手選手が時間とお金をかけて来てくれたからだよね」とか「朝5時に起きて練習できているのは親御さんが4時に起きて弁当作ってくれているからだよね」とか、感謝の気持を持つためのミーティングというものを毎日しているので、そのミーティングの内容がコメントには多いですね。技術的なことは小中学校時代の先生方がとても丁寧に指導してくださっているので、そういう心構えを持たせる指導をすれば、技術的なことは勝手に成長していってくれます。
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技術指導以外に時間をかけているのですね。強豪校のイメージとは真逆でした。

我々は強豪チームだとは思っていませんし、自分たちが天狗になって一回でも満足したら終わりだと思っています。だからむしろ、周りの人に支えてもらっているとか、練習をサボるというのは授業料払ってくれて弁当作ってくれている親御さんに失礼だよとか。技術的な話とか試合に勝てば良いみたいな話はしません。上級生に上がっていくごとに周りの人に対する想いは身に沁みて分かってくるんじゃないかなと思います。
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コメントに関して他に特別な指導などされていますか。

良かったコメントがあった時はプロジェクターに映してみんなに共有したりしています。例えばインターハイの日の3年生のコメントとか、3年生最後の日のコメントとか。下の学年の子たちは『うぁ…こんなに書いてる。2〜3行で終わってたらヤバいじゃん』って、みんな感じているはずです。無言のプレッシャーですね(笑)
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他の選手のコメントを共有するというのも選手たちにとって刺激になるでしょうね。OBとの関わりも深いですか。

そうですね。中学でリクルートするタイミングで選手に伝えているのは「3年間だけのお付き合いをするつもりはない。柔道部に入ったら一生の付き合いになります。」と約束して選手と接しています。滋賀県は地方で強豪大学はありませんので、日本一を目指して東京に行く子もいますし、柔道の強みを活かして高卒で警察や消防に進む子もいますし、就職で滋賀にそのまま残る子もいます。その中で地元に残っている子は結構な頻度で来てくれるのですごく嬉しいです。
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純粋に楽しいのと柔道が好きなのと母校が好きというところがエネルギー

選手との日々のコミュニケーション回数は多そうな印象ありますが、どのように時間を作られていますか。

めちゃめちゃ喋ってますね。日頃の挨拶はもちろんですが、挨拶+αで一言は喋るようにしていて、そこで話のネタにしているのが『Atleta』の前日の入力内容ですね。練習のことであるとか体重のことであるとか、必ず一言添えるようにしています。あとは、できるだけ生徒と長く過ごすために、学校の隣に家を建てまして。
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ええ!?そこまでされたんですか!

ギリギリまで選手といて、練習終わって5分後には子どもと一緒にお風呂に入っていますよ。

純粋に楽しいのと柔道が好きなのと母校が好きというところがエネルギーになっていると思います。あと、中学生の頃教師というものが大嫌いでめちゃくちゃ反抗してたんですけど、今部長をされている生駒先生はが僕が現役時代の恩師で、当時やんちゃしていてどこもいく場所がなかったた中学時代の僕を「俺と一緒にやるぞ」と言って人生を変えてくれた先生なので、先生に恩返しをしたいという想いが一番あるのかなと。
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柔道着脱いだ後に何を残すかを考えた時、この発信力というのは重要

『Atleta』を導入して、チームに何か変化はありましたか。

大きく2つ、『Atleta』のおかげでというものがあります。
1つはその日の全員の活動で感じたことを把握できること。会議や出張で練習が見られない時や、コロナの影響でどうしても全員を試合会場につれていけない時に、見られなかった選手に対してもアドバイスができるので、本当にありがたいです。

2つ目が、選手自身で発信できる力が身についたなと感じます。高校生って基本部活であっても授業であっても教えられる側だと思うんです。つまり受信する方が多い。でも『Atleta』があると嫌でも発信しないといけないので、そうすると最初2〜3行しか書けなかった子も続けることでかなりの文章を書けるようになって、また書けるようになることで次に発言できるようになるんです。授業中でも率先して発言できるようになったり、行事ごとでは積極的にクラスの中心になれたり、困っている人へ進んで声掛けができるようになったり。
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『Atleta』を続けることで発信側に回れるようになるというのはとても良い傾向ですね。

進路指導にも役立っていて、『Atleta』のおかげで小論文とか面接は指導しなくても余裕なんですよ。学生時代は受け身でも過ごせますけど、社会に出ると発信しないとお給料もらえませんからね。社会に出てからの力にも繋がっていると思っていて、柔道ってプロがあるわけでもないので社会に出たら柔道着を脱いで仕事しないといけないですよね。柔道着脱いだ後に何を残すかを考えた時、この発信力というのは重要だと思っています。
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『自主性に任せている』ってチームのほとんどは『自主性』ではなく『放置』

お話を聞いていると、発信力が付いてきたからこそ、選手主体のチーム運営ができている気がします。

そこはあると思いますよ。よく『自主性に任せている』ってチームはあると思うんですけど、そのほとんどは『自主性』ではなく『放置』だと思うんですよね。たとえば試合で負けた時に「生徒が自主的にやってきた結果ですから(僕のせいじゃないです的なニュアンス)」ではなく、その結果はやはり監督が責任を取るものだと思うので、生徒に任せられるレベルに到達するまでの過程は徹底して指導します。生徒の頭の中に「監督だったらこうするだろうな」という「プチ監督」を作るという作業です。その自主性に持っていくためのエネルギーが相当必要で、いきなり「生徒主体でやります」は無理だと思うんです。選手自身で考えられるところまで持っていくためには指導者側の努力が必要で、それが定着したところでようやく「自分たちでやってみなさい」と言えるのかなと思います。
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選手たちにとっても『Atleta』での発信を続けて主体的に動くことで向江村監督に見てもらえていることの実感を得られる、だから頑張れるんじゃないかなとお話を聞きながら感じました。

そうかも知れません。「見てるよ」ということは常に言っていますし、『Atleta』の入力内容だけではなく練習中もめっちゃ生徒のことを見ていますから。昨日と違うとことか、眉毛剃ってるとか、速攻で分かるんで。その気づき力は他の先生よりも自信があります。
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最強じゃなくて最高のチーム

最後に、今後の目標や取り組みを教えてください。

大会の競技目標となるともちろんみんな日本一を目指していて、でも選手全員が優勝することは大会枠を考えても無理ですよね。だから、そこよりもまず3年間を経て勝った負けた関係なく満足して卒業してもらう。そしてその子たちが社会に出て色んな所で活躍できる選手にするというベースは持っていて、そこは変えたくないと思っています。周りから応援される人、チームであること、「最強じゃなくて最高のチームを作ろう」といつも言っているので、そこを大前提に日本一の選手が出れば良いなと思っています。そのためにもこれからも止まらず、進化し続ける柔道部にしたいです。
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近江高等学校(おうみこうとうがっこう) 柔道部
向江村 和也(むかえむらかずや) 監督

<チームの情報>2022年9月現在
部員数:21名
指導者数:2名(監督、コーチ)
Atleta導入時期:2019年4月
※CLIMB DB 2017年9月〜

<チームの主な成績>
2022年インターハイ (7年ぶり20回目)
団体ベスト16、個人100kg ベスト16・100kg超ベスト16
→団体戦20回目、個人戦としては34年連続インターハイに出場