キーワード:
キーワード:
2024.05.08
関西大学北陽高校「企×学協働プロジェクト『刀』」における活動終了報告
参加メンバー
和田 琉汰(ワダ リュウタ)さん
岩崎 眞宝(イワサキ マホ)さん
榎本 結(エノモト ユイ)さん
岡野 綾人(オカノ アヤト)さん
渡壁 洋介(ワタカベ ヨウスケ)さん
教員業務最適化による部活動の持続可能性を探るため、メンバーはそれぞれが関西大学北陽高校の教員11名に対して下記内容に関するヒアリングを実施し、実態調査を行いました。
-具体的な業務内容
-学校業務で大変なこと
-部活業務で大変なこと
-どんなシステムがあると嬉しいか
教員からのヒアリングデータを集計し、調査結果について中間発表会の中で報告しました。
-課題設定から、解決に向けた進捗状況を確認する。
-課題の解決に向けた方向性を確認する。
-途中経過を経て、更に必要な情報などを精査し、今後の見通しを確認する。
-最終発表に向けたプレゼンテーション能力を養成する。
ここまでの調査を経て、教員の業務が多様であり、同時に課題も多く存在することが分かりました。また、それらの課題解決がいかに「難しい」ことなのかを気づいたことはメンバーにとってとても大きな発見となりました。
最終発表に向けて、集めた多様な課題を「グルーピング」することで情報を整理し、「社会課題」を見つける取り組みを進めることになりました。
中間発表後、メンバー内で課題のグルーピングを行い、現実的に『解決できる課題』と『解決が難しい』内容に仕分け、解決できる課題についてフォーカスした調査を進めました。
また、調査したところ試験監督ツール自体は存在するものの、なぜか普及率が伸びていない点に着目し、普及に必要な社会の動きなどを検討し、まとめました。
フィードバック
部活動顧問の業務を「通常業務」と「部活業務」に分け、「通常業務」にフォーカスすることで部活の持続可能性を探る考え方は非常に良かったです。また、課題に対しても直接的ではないアプローチから解決の糸口を探す活動ができていた点も素晴らしかったです。
課題の当事者である教員に最も近い存在である生徒とともに課題探究していくことで、これまで見えてこなかった教員の業務や部活動の実情や解決に向けた発想を聞けたことは、大きな学びになりました。
最終的にこの考えにたどり着いたのは、メンバー皆さんが収集した情報を整理した結果です。 ぜひ今後も情報を整理して自分たちで方向性を決めることで、「難しい」ことにチャレンジして欲しいです。
和田さん
大人とやり取りすることは緊張した(話す、メールなど)。教員業務は本当に大変だなと実感した。大人になって仕事にしたらこんな感じかな、と想像できた。
岩崎さん
企業と連携することに想像もつかなかったし不安だった。問題について考えるなかで「こんな感じなんだな」思ったよりも柔らかい雰囲気だった。
榎本さん
部活人口減少も知らなかった。ヒアリングする中で先生の大変さを知ることもでき、新しく勉強できたことがたくさんあった。
岡野さん
学ぶことが多く、毎時間新鮮だった。感覚では分かっていたが、先生の業務が大変なことを知り、先生に甘えてきたと感じることもあった。自分たち次第で先生の業務も減らせるかもしれない。
渡壁さん
そこまで難しい課題だとは思わなかったが、直接聞くと思ったより現場も進んでいた。「先生の業務を根本的に変えなきゃいけない」という人も。自分たちの中でももう少し深くいけたらと後悔。
Atletaを通じた部活動運営やチームづくりのサポートに留まることなく、このような学校としての活動にも積極的に参加してまいります。