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2021.01.12

選手の自主性を育てる!コメント機能を使ったコミュニケーション方法(前編)

【活用事例】#17 剣道 近畿大学附属高等学校

目次

コロナ禍の中で、Atletaの活用度がぐんと上がったチームがあります。

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今回は、近畿大学附属高等学校剣道部の顧問江藤育弘(えとういくひろ)先生に、コロナ禍で感じたAtletaを最大限活用する方法や、主体性を上げるための取り組みについてお話を伺いました。

ノートから「コメント機能」へ切り替えて感じた2つのメリット

Atleta導入のきっかけを教えてください。

別の高校の剣道部からの紹介がきっかけで、使い勝手も良さそうだったので早速導入しました。ただ導入当初はコンディション入力に留まっていて他の機能は使えていませんでした。
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活動自粛期間で活用の幅が広がっていましたね!

これまでは剣道日誌(ノート)を使って選手とやり取りをしていました。自粛期間中にノートのやり取りができなくなったので、ノートの内容をAtletaのコメント機能に記入してもらいました。
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コメント欄に切り替えていかがでしたか?

選手と遠隔で毎日やり取りができる環境になったので、とても有効な活用ができました!これを機に今後はAtleta一本で運用していく予定です。
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今まではAtletaとノートを併用されていたんですね。

ノートの運用を残していたのは『考えを文字に書いて起こす』ことが重要なことだと考えていたからです。
しかし、Atletaのコメント機能で運用をしてみると
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これはとても便利で選手にとっても良いことだと気づきました。
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選手にとってもメリットある運用ですね。

今回の自粛期間を逆にプラスに捉えられたと考えています。Atletaの運用に移せたのは良い機会になりました。
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江藤先生が活用している「コメント閲覧」機能はこちら
コメント閲覧で、選手からのコメントを一気見しよう!
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Atleta活用レベルが変わった。きっかけは”座談会”の参加

最近は連絡ボードやスケジュール機能の利用率も上がっている印象にあります。

それについては先日参加させていただいた座談会の影響が大きいです!
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座談会記事レポートはこちら
意外な活用法や部活動あるあるを大調査!Atleta座談会Vol.3
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他チームの先生方の使い方や、Atleta通信で様々な情報が展開されていることなど、私が知らなかったことが多くて、『Atletaをもっと早い段階で活用できていたらよかった!』と感じました。様々な機能を利用するようになりたいとも思いました。
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座談会の参加をきっかけにAtletaの機能を色々お試しいただいたのですね。

様々な競技でご活躍されている先生方のお話は良い刺激になりました。座談会に参加されるような先生方は皆さん『チームのために頑張ろう』としている方ばかりですからね。そんな先生方のお話を聞くと私自身も『変わろう』と思えます。その結果がAtletaの使い方の変化に繋がりました。
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Atletaを使って”選手の自主性”を育てる

Atleta導入にあたり、選手の反応はいかがでしたか。

当初の導入目的は選手の体調管理でした。剣道は指導者と選手に『師弟関係』のような硬い繋がりになりがちで、それによってケガを正直に伝えてもらえないことがありました。その点Atletaは気軽に身体の異常を報告できますよね。
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「身体の気になる部位」を使って報告は増えましたか?

はい。この一年間でAtletaの入力をきっかけに声をかけて病院へ行かせるなんてこともよくありました。
選手たちにとっても言いやすくなったのかなと思います。
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選手を指導する上で大切にしていることがあれば教えてください。

剣道部でどんな人間を育てたいかというと、自主性と主体性を持って行動できる人間です。
調子が悪い時に声をかけたり時折発破をかけたりはしますが、「絶対に○○やりなさい」みたいな言い方はしません。自分でやることを見つけて、やることに対して自分がどう考えているかを意識させています。
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普段の練習に関しても自主性を重んじられているのですか。

そうですね。休校期間もあまり何かを強制することはありませんでした。練習メニューも自由にさせて、Atletaを介しての報告も特にさせませんでした。あくまで自己責任であることを選手たちには伝えています。Atletaで選手の全てを管理することは嫌だったので。
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自主性を促す指導方針が、選手から『リモート部活』の提案に繋がったのかもしれませんね。

私自身も『リモート部活いいな』と思ってはいましたが、選手たちの『部活をやりたい欲』を増幅させたかったので、あえて私からは出しませんでした。
結果的に選手から提案があり実際にやってみたのですが、早朝の練習にも関わらず選手みんな笑顔で取り組んでいて、とても楽しくできました。その日のAtletaのコメントはリモート部活へのポジティブな感想ばかりで素晴らしかったです。
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『自主性の重要さ』を伝えられているからこそ、強制しなくても選手がAtletaを活用できているのかなと思います。

Atletaを使っているからと言って、Atletaが全部やってくれるわけではないですよね。
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×Atletaが選手の自主性を育てる

〇Atletaを使って選手の自主性を育てる

あくまで指導者と選手のサポートツールなので、それを最大限に活かせるように何が必要なのかを常に考えながら、選手とコミュニケーションを取っています。
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”指導者と選手のサポートツール”  Atletaを利用して部活動をさらに良くしたいという思いを強く感じました。

江藤監督のインタビューは後編へ続きます。
後編では、Atletaの入力率が上がった意外なきっかけについて伺っていきます!

>続きを見るからご覧ください。

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近畿大学附属高校 剣道部インタビュー記事(後編)
Atletaの入力率が上がった意外なきっかけとは。
>続きを見る

プロフィール

近畿大学附属高等学校 剣道部監督 / 江藤育弘氏

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近畿大学附属高等学校(きんきだいがくふぞくこうとうがっこう)剣道部

<チームの情報>2021年1月現在
選手数:22名(男子17名、女子5名)
マネージャー:1名
指導者数:2名
Atleta導入時期:2019年3月

<主な成績>
令和元年度 大阪高等学校総合体育大会剣道大会 男子団体戦 優勝
令和元年度 全国高等学校剣道大会大阪府予選 男子団体戦 第3位・男子個人戦第3位・第5位
令和元年度 近畿高等学校剣道大会 男子団体戦 ベスト16
令和元年度 大阪府私立高等学校剣道大会 男子団体戦 第3位
令和元年度 全国高等学校剣道選抜大会大阪府予選 男子団体戦 第5位