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2020.07.07

選手の“思考力”をAtletaで鍛える、あるクラブチームのメソッド(後編)

【活用事例】#12 サッカー ソーニョFC掛川

目次

引き続き後編では「ノートからAteltaへ切り替えての変化」などお話を伺っていきます。

自粛期間の活動やスポーツにおける思考力の重要性について語ってくれている、

ソーニョFC掛川インタビュー(前編)も是非ご覧になってくださいね!

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選手の“思考力”をAtletaで鍛える、あるクラブチームのメソッド(前編)
導入して身についたと感じる“思考力”。スポーツにおける思考力の重要性と、身に着けるためのAtleta活用法とは。
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コメント内容の比較で“思考力”の向上を実感させる

前編では、Atletaの利用が思考力向上につながったとお話を伺いました。

『心技体』という言葉が使われますけど、我々はそこに頭を入れて『心頭技体』と言っています。頭で考えて、考えをアウトプットすることがいかに大切か、と思っています。
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心や頭の成長は選手が実感しにくい部分と感じます。実感させるための工夫などありますか?

難しい点ですが、Atletaの話で言うと、「こんな文章かけるようになったのね!」ってあえてコメントの評価を伝えるようにはしています。

過去のコメントの内容と比べさせて、「同じ時間出場した試合に対して、表現できた感想内容が濃くなっているよね」といった形です。良い振り返りができた選手にはみんなの前で褒めます。
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選手のモチベーションにも繋がりそうですね。

前編でもお話したオンライン課題にも、優秀賞を設けています。正解がある課題ではないので、書き方や伝え方がいかに分かりやすいかという視点で表彰しています。
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国語の先生のようですね。

句読点の打ち方とかも指導していますよ(笑)でも、今の時代グラウンドでボールを追いかけていたらプロになれるわけではないですからね。グラウンド以外の場所や時間で何をして過ごすかが大切なんです。

実はAtleta導入してから練習量減ったんですよ!
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どうして練習量を減らそうと決断されたんですか?

クラブ創設当初はとにかく練習量をこなさないといけないと考えていたのですが、Atletaを導入してからコンディションの重要性が分かってきて、ケガの予防のためにやりすぎは良くないということ感じられました。

また、グラウンド以外でもやれることはあると気づけましたからね。
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ノートから切り替えて“コミュニケーション内容”に変化が見えた

Atletaを導入される前は何か特別な取り組みはされていましたか。

サッカーノートはやっていました。
私自身が大学時代にスポーツ心理学を勉強していまして、練習の振り返りの重要性についてはすごく学んでいました。

ただ、ノートはリアルタイムにできないんですよ。土日の試合についての振り返りを週明けに数十冊ノートを集めて、スタッフが時間ない中で数日かけて確認する。中には字が汚かったり内容が伴わなかったりで、とても困っていました。

そんな折に知り合いの藤枝東高校サッカー部顧問の小林監督からAtletaの紹介を受けサービスを知りました。
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ノートの管理に困っている指導者さんはたくさんいらっしゃいますからね。

当時は、正直コンディション管理に関してはあまり必要性を感じていなくて、コミュニケーションツールとしては有りなんじゃないかと感じて導入を決意しました。
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ノートからアプリに切り替えることに関して、選手スムーズに移行できましたか。

クラブにAtletaを導入した際は特に問題はありませんでしたね。印象的だったのが、紹介してくださった小林監督は学校の教員なので、導入時に若干抵抗があったようなんです。当時の学校は特にスマートフォンの持ち込みは厳しいですからね。
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「ですが、小林監督が『抵抗あったけど導入してみたらスマートフォンの方が選手の本音聞き出せて良いよ』とおっしゃっていました。

スマートフォンの入力のほうがリラックスして入力できて、会話感覚に近いコミュニケーションが取れるんですよね。その点がとても良かったです。」

ノートからAtletaへの移行で変化を実感できたことはありますか

コミュニケーションの内容自体が変わってきているし、選手も指導者もストレスがなくなってきました。毎日やるので内容のレベルも向上します。

リアルタイムにやり取りのキャッチボールができるのが良いですね。
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必要なのは“苦しい時に何ができるか”考えられる力

今後の目標についてお聞かせください

実はチームの目標というのは正直ないんですよ。もちろんリーグ戦の昇格や全国大会出場は目指しています。

一番は選手たちが高校年代に進んだ時に花を咲かせられるような選手を育成したいということです。『掛川から世界へ』を合言葉にプロサッカー選手を輩出したいですね。
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具体的にどんな選手が出てきてほしいですか。

今できることに最善を尽くせる選手になってほしいです。
この自粛期間になって、Atletaやその他のSNSなど、今までの様々な取り組みが活きてきました。もちろんこんな状況を見越して始めていたわけではないです。

オンライン指導について様々な議論はあるかと思いますが、今回のことを通して『こんな挑戦のやり方もあるんだ』という姿をクラブとして選手に見せたいです。
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確かにここまで活動を続けられているチームも中々いないでしょうからね。

よく選手に話をするのですが、試合終了間際に0-1で負けている時に、『勝ちたい』と思う選手がほとんどです。
「じゃあ勝つために何が必要か考えられるか?」と聞いた時に答えられる選手は少ないんですよ。

必要なのは『苦しい時に何ができるかを考えられるか』なんです。
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気持ちだけではなくて、勝利のために考えて行動できるかどうかということですね。

私の知り合いのフットサル指導者の言葉に、『諦めることは考えることをやめることだ』というのがありまして、これは是非記事にしてください(笑)
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もちろんです!

うまくいっていない時こそ慌てて気合で乗り切ろうとするのではなくて、うまくいくために考え続けることが最も大切だと思います。
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「サッカーにおいて気合いや根性はもちろん大事なんですけど、それよりも考え続けてほしい。

そう考えてきたからこそ、この状況下でもクラブとしても選手としても成長を続けられていると思います。
その中の1つの柱がAtletaだったので、利用していてとても良かったです。」

ソーニョFC掛川(そーにょえふしーかけがわ)

<チームの情報>2020年5月現在
選手数:62名
指導者数:7名
Atleta導入時期:2017年12月

<主な成績>
・高円宮杯U-15リーグ静岡2019 3部リーグ準優勝(2部リーグ昇格)
・パロマカップ 2019年度第27回日本クラブユース選手権(U-15)大会 静岡県予選 決勝トーナメント進出
・JFA第25回全日本U-15フットサル選手権大会 東海大会出場
・高円宮杯U-15リーグ静岡2020 2部リーグ 現在開幕4連勝中(現在は中断中)

<保有資格>
JFA公認B級ライセンス
中学校・高等学校教諭一種免許(保健体育)

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