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2023.11.29
脱水状態がパフォーマンスに与える影響とは?予防のポイントをご紹介
これから本格的に夏を迎えると、運動中の発汗が増えます。
汗をかきすぎて、脱水症状になるとパフォーマンスが下がるので注意が必要です。
運動すると、体温が高くなりすぎないように汗をかいて体温を下げようとします。
この時、体内の「水分」と「ミネラル」が汗として体外に排出されることで体内の水分が足りなくなるのが「脱水状態」です。
脱水状態は様々な症状を引き起こしますが、選手にとっては『パフォーマンスの低下』の原因にもなります。
練習前と比較して体重差が2%を超えると運動時のパフォーマンス低下がはじまります。
また、脱水による体重減少率が大きすぎると、健康にも大きな悪影響をもたらすので注意が必要です。
計算式
計算式
増減率 =(練習後の体重-練習前の体重)÷ 練習前の体重
例
-2.0%=( 58.8kg - 60.0kg )÷ 60.0kg
目安でAtletaのデフォルト入力項目にある「練習前の体重」「練習後の体重」の2項目を入力すると、減少率を自動計算してくれるのでおススメです!
自動で練習前後の体重差を計算してくれます。
それぞれの減少率で、身体にどんな影響がでるか確認しましょう。
みなさんは運動中に「のどの渇き」を感じることはありませんか?
「のどの渇き」を感じた際は、脱水による2%の体重減少が起きていることを身体が教えてくれているサインでもあります。
また、運動パフォーマンスも低下し始めるサインなので、スポーツ前や運動中も喉が渇く前にスポーツドリンクなどで水分補給を行うことを心掛けましょう。
真水のように「水分」だけを摂取してしまうと、ミネラルがさらに体の中で薄まってしまうので危険です。
必ずミネラルも一緒にとれるスポーツドリンクや、塩をなめるなど工夫しましょう。
身体に十分な水分がある時の尿の色は透明に近いです。
しかし、脱水状態が進むと尿の色がだんだんと濃い黄色になります。
練習前に尿の色を確認することで、今の体の状態が分かるため、脱水予防に繋がります。
練習前に4よりも濃い尿の場合は、スポーツドリンクなどのミネラルが入っているドリンクを摂取して、体内に十分な水分とミネラルを確保するようにしましょう。