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中央学院高等学校 陸上競技部

『Atleta』のおかげで選手へのアドバイスにズレがなくなる(中央学院・陸上競技)

中央学院高等学校 陸上競技部
森道仁 氏

<チームの情報>2020年11月現在
<利用者数>
メンバー数:25名
スタッフ:4名
<Atleta導入時期>
2018年2月

『Atleta(アトレータ)』のおかげでアドバイスにズレがなくなった


Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
導入前までは日誌で日々の活動を記録していました。
日誌には日々の練習内容から学習内容、一日の反省、また食事管理の一環としてサービング表を細かく選手に書かせていました。

※サービング表とは(イメージ画像添付)

ところが、日誌だとどうしても書いてもらった内容を確認できるのが翌日の昼以降になってしまいます。場合によっては全く見ることができないまま日誌を返す日もあったりしたので、非常に悩んでいました。そんな折、先に導入していた本校の野球部から紹介を受け、やりたいことが実現できそうなので導入することにしました。その日の夜に『Atleta』の記録を確認し、選手の状態を把握した上で翌日の朝練習から参加できるので、朝のアドバイスにズレがなくなり非常に助かっています。

『Atleta』継続入力有無で大きく差が出ました


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
陸上競技の技術向上にあたり、練習だけではなくて生活力が大切だと考えています。普段のちょっとしたことですが、『挨拶』や『言葉遣い』、本当にたいしたこと無いですが『朝自分で起きられるか』など、実はこういった生活力が競技力に大きく影響してきます。ですから、技術的には問題ないけれど、生活の面でだらしないなと思った選手には、生活力に関する声かけをしています。

『Atleta』の入力も同様で、毎日しっかり入力できる選手と、入力し忘れちゃう選手の違いは1年間で大きな差として表れました。例えばコメントを毎日10〜20行書く選手と、毎日書くけれどせいぜい2〜3行の選手。コメントを多く入力できる選手は、自分自身を行動や日常生活を客観的に見られていることになります。だから、これも1年したら思いっきり差が出ました。後者は1年経ってもずっと自己ベスト更新できなかったです。一方で前者は最初の方はどうしても伸び悩む時期があったのですが、ある瞬間からドカンと成績が伸びましたね。『Atleta』の入力を継続する力もかなりメンタルに影響があったと実感しています。

日々の記録を遡ることで今が見える


Q:森先生の『Atleta』の一日のルーティンを教えて下さい。
朝練習があるため就寝時間は22時と設定しています。それまでに入力するよう指導しています。睡眠時間が短いと翌日の練習に影響が出てしまうので、未入力者には21:45にアラートが飛ぶように設定しています。

22時までに入力があるものは夜のうちに確認します。翌日の朝練習の時に昨夜見た情報と照らし合わせる形で確認します。この時おかしいなと思う選手がいたら、朝練習後にその選手の過去データを遡って確認します。遡って振り返ることで、「この時にこんなことやったから調子が落ちているのかな」といった目星が付けられることがあります。

 

Q:今後の目標について教えて下さい。
全国高校駅伝出場です。ここ数年で長距離も年々スピード化が進んでいます。それに対応すべきトレーニングはもちろん、高校だけでなく次のステップ(大学や実業団)で活躍できる選手育成を常に目標としています。
また、陸上競技部は強化指定部にもなっているので結果を出さないといけないのは当然なのですが、それ以前に人間力を磨き、応援してもらえる選手になってほしいです。

自分が陸上競技をできているのは、保護者はもちろん自分では認識していない周りの多くの人の支えがあるからこそだという感謝の気持ちを持つことを、部活動を通して学んでほしいです。
そして将来的には社会に出た時に自分が支える立場になってほしいです。社会貢献できる力を、陸上競技を通して身につけて欲しいです。