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東京農業大学第三高等学校 ハンドボール部

自作のコンディションノートから移行し、『Atleta』の高い利用率を維持する秘訣とは(農大三高・ハンドボール)

東京農業大学第三高等学校 ハンドボール部/谷本省司氏
<チームの情報>2021年9月
<選手数>32名
<指導者数>顧問3名 外部コーチ3名
<Atleta導入時期>2017年12月

時代に沿ったコンディション管理に移行し、どこにいてもコーチ陣と選手情報の共有が可能に。


Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
└平成4年に練習先で『コンディションチェックシート』という存在を知りました。『トレーニング・コンディションチェックノート』というものを自作し毎日選手に記入させていました。そんな中『Atleta』というデジタル媒体が出てきたのを知りました。今の年代の選手はデジタルの方がやりやすいでしょうし、今後の管理も考えた上で移行を決めました。あまり悩まずAtleta』に飛びつきました。

Q:『Atleta』導入に際し、スムーズにデジタルへの移行はできましたか。
└導入当初はなかなか簡単にはできませんでしたが、徐々に慣れていきました。チームには私を含めてトレーナーやコーチ合わせて6名のスタッフが携わっています。その6名それぞれが選手個々の考え方やトレーニング成果を把握するのに、ノートだと共有が難しかったんです。その点『Atleta』だとどこにいても手元で確認できるので、そこも導入の決め手の一つでした。

独自に作成した『PDCA』項目により、毎日の練習に対する”目標設定”と”振り返り”で成果を実感


Q:コンディション自由項目として『PDCA』項目を作られていますね。こちらの狙いは何でしょうか。
└些細なことでも良いから毎日の練習に対する目標を選手自身に設定させるためにこの項目を追加しました。目標設定した上で、その達成のために取り組む内容を入力させています。必ず練習後には振り返りをさせて、今後どう取り組むかを選手自身に考えさせるためにこの『PDCA』項目を設定しています。反省のないところに成功はありませんから。

Q:『PDCA』項目を追加したことで何か効果は感じられましたか。
└毎日入力がきちんとできている選手には成果が出ているなと感じます。特に強制はしていないので書かない選手も中にはいますが、トレーニングが実技の結果に繋がっているのはやはり入力がしっかりできている選手ですね。

ルールを設けることで、選手の高い利用率へつなげる


Q:選手たちにはコンディションや食事の入力についてもルール化されていますか。
└『Atleta入力方法』という内容で連絡ボードにルールを記載しています。「原則は練習開始30分前までに入力する」などの基本事項は決めています。食事は私が指示をしたタイミングは必ず入力してもらい、他は自由にさせています。テクニカルトレーナーから「男子選手は一日6000kcal、女子選手は一日4000kcal摂取しなさい」と言われています。Atletaに入力するだけで自動的にカロリー数が出るのは食事への意識も高まる良い機能です。
メディカルトレーナーやテクニカルトレーナーも連絡ボードに情報を上げてくれています。これらは選手だけではなく保護者向けでもあります。選手の弁当作りに役立つ内容や、コロナ禍で休校中の食事に関する情報をコーチ陣が積極的に配信してくれています。

 

Q:全体を通して選手の利用率を高い状態で維持されていますが、チームに『Atleta』が浸透した秘訣を教えてください。
└入学したばかりの1年生には『Atleta』のアカウントを持たせておらず、6月まではノートを書かせるようにしています。その間、先輩たちはスマホで入力をしているということを認識させています。先輩が使っていると「自分たちも使いたい」という気持ちが出ますね。

Q:今後のチームの目標を教えてください
└私自身このチームを見られるのがあと3年しかないので、その残りの期間を一生懸命やりたいですね。そして何よりその一生懸命が形に残る結果にしたいです。最低でも一度はチームを関東大会に出場させたいですね。