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ノーリツ 女子陸上競技部

“走れる体”は、“話せるチーム”から生まれる。心と体を動かす、声掛けのひと工夫(ノーリツ・陸上競技)

ノーリツ 女子陸上競技部/橋本 英樹 GM 小﨑 まり HC 安達 花音 MG

<チームの情報>2025年6月現在
メンバー:10名
管理者:3名
Atleta導入時期:2023年11月

<チームの主な成績>
第10回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会 総合21位
第9回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会 総合26位

全日本実業団ハーフマラソン大会 8位 入賞
2025日本陸上競技選手権大会 3000mSC 出場

紙管理の限界を感じ、『Atleta』導入で業務を一元化


Q:Atletaを導入いただいたきっかけを教えて下さい。
(安達MG)
データ活用にあたって紙だとどうしても収集に時間が掛かるので、その効率化が目的の一つです。練習記録だけでなく、チームスケジュールや連絡事項等の保存と見直しが出来ること・場所を問わず練習日誌を残せる点にメリットを感じ導入を決めました。

Q:血液検査の結果や治療院のケア内容など、細かいケア状況についても記録されていますね。
(安達MG)
血液検査や治療内容についてはそれぞれの先生からも報告をいただいています。私たちがAtletaで見るのはその報告を選手がどう受け取ったかの照らし合わせです。先生の報告と選手の認識がずれていた場合、Atletaを見てすり合わせができるようになりました。

(橋本GM)
あと、コンディション項目の中に『本練習達成度』というものを用意しています。ここで日々の練習の出来栄えを選手に自己評価させていて、この自己評価の点数と我々スタッフの評価を比較しています。選手とのギャップが見えてくるので、そこを埋めるようなコミュニケーションを取っています。

データが生む“気づき”が、選手と指導の接点に


Q:具体的にどのようなデータをご利用いただいていますか。
(安達MG)
入浴と睡眠にフォーカスした取り組みを始めました。レポート機能・CSVデータ出力機能を活用し、専門家に展開しています。データを使ってフィードバックシートを作成し、選手たちに共有しています。

Q:睡眠と入浴にフォーカスされている点が非常に興味深いですが、詳細を教えていただけますか。
(橋本GM)
『アスリートと睡眠』というテーマがあり、講師の大学教授が入浴についてお話されていました。私どもはご存知の通り給湯器の会社ですから非常に興味が湧きました。個別セミナーを実施していただいたり、Atletaのデータをもとに選手のコンディショニングについて協力してもらったりしています。

Q:何か新しい発見はありましたか?
(小﨑HC)
入浴についてはまだデータが少ないのでこれからといったところです。睡眠に関してはリカバリーのための睡眠について考えるきっかけになりました。睡眠時間と走行距離の月ごとのデータを比較しながら、睡眠時間が短い選手には隙間時間の睡眠も含め、睡眠の重要性をフィードバックできるようになりました。

フラットな組織づくりが、選手中心の育成を支える


Q:具体的にどのようなデータをチーム全体で大切にしている価値観のようなものはありますか。
(安達MG)
フラットなことでしょうか(笑)

(橋本GM)
チームに上下関係はなく、あくまで役割が違うだけ。みんな対等だってことを意識しています。

Q:年齢層が幅広い実業団チームの中でフラットな関係を築くって結構難しいことではと感じるのですが、それができるのには何かチームでの工夫があるのですか。
(安達MG)
何をするにも出来るだけ全員を巻き込むようにしています。年齢や社歴が上の人たちだけで済ませてしまわず、全員で意見をすり合わせて決めるようにしています。

(橋本GM)
あれもじゃない?今年の4月に再徹底した”Players Centered”

(安達MG)
今年度のモットーです。”Players Centered”は「プレイヤー・スタッフ・保護者・応援してくださる方々など、プレイヤーを囲む多くの人と互いが関わりあって成長していく」という考え方で、今のチームを表すのに良い考えだと思って掲げました。

(橋本GM)
こういったチームを目指すためにコミュニケーションはかなり意識していて、リアルなコミュニケーション機会も多く設けています。
スタッフミーティングは週1、部長と各スタッフとの1on1ミーティングを月1で実施等、密にコミュニケーションを取っています。スタッフ間の情報共有はかなりできているかなと思っています。