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北翔大学 バドミントン部

「疲労の数値も見ますが、記録の傾向で選手の特性も分かってきます」(北翔大・バドミントン)

北翔大学 バドミントン部/竹内 雅明先生・河合 誠トレーナー

<チームの情報>2022年11月現在
部員数:20名
指導者数:5名(外部トレーナー含む)
Atleta導入時期:2018年11月

<チームの主な成績>
2022年度全日本学生バドミントン選手権大会 団体戦ベスト8・ダブルスベスト16
2022年度東日本学生バドミントン選手権大会 団体戦準優勝・ダブルスベスト8・シングルスベスト16

少しずつ歳が離れてくると感じる、コミュニケーションの難しさを埋めてくれる


Q:『Atleta』導入の決め手は何だったのでしょうか。
└個人的には練習ノートとか、書くことはもともと大事だと思っていました。しかし実際にノートでやるとなると管理が大変ですし、選手も続けられないだろうなと思っていました。『Atleta』のようなアプリであればある程度やりやすいので選手にとってもハードルが低いかなと考えて始めました。入力項目も外部コーチや河合トレーナーと相談しながら作ってみたのですが、思っていたよりハマったので続けられています。私が2017年の4月に北翔大学に来て、その年に『Atleta』の話を聞いたのがサービスを知ったきっかけです。それから導入したのですが、意外と続いてるなって印象です。利用を始めた時の2, 3, 4年生は取っ付きにくかったと思いますけど。上手く回り始めたのは1年経った2018年頃かなと思います。(竹内先生)

Q:『Atleta』を続けていて良かったなと感じることはありますか。
└僕が来た当時は学生とも歳が近かったので一緒に飲みに行ったりして結構コミュニケーション取れていたのですが、ちょっとずつ歳が離れてくるとコミュニケーションが難しいと感じることが出てきたんです。練習の時も中々選手から直接僕に言ってこなくて。『Atleta』のコメントに言いたいことを書いてもらう方が色々分かるので良いですね。デジタルの方が何でも言いやすいんですかね?(竹内先生)

Q:河合トレーナーは『Atleta』を導入して良くなったと感じることはありますか。
└僕はケアだけでなくトレーニングの指導もしているのですが、トレーニングもどこに意識を置くかで効果が変わってくるんですね。あとはそれぞれのモチベーションにも左右されます。その点の選手たちの考え方や意識、あと僕が教えた内容などが『Atleta』のコメントに書かれていると、理解してもらえたんだなって自分へのフィードバックにもなりますし、どの選手がどれだけ意識してやっているのかが確認できるので、非常に役に立っています。人数もそれなりいるので、一括で見られるのも良いですね。(河合トレーナー)

1日1回、バドミントンのことを考える時間を作る


Q:ご利用を始めてから4年目になると思いますが、『Atleta』による選手たちの変化などはありますか。
└バドミントンに関してちゃんと考える選手が増えたのかなと。技術的に上手い選手は昔からたくさんいたんですけど、振り返ったり考えたりする選手はそれほどだったので。『Atleta』を入力する時、1日1回はバドミントンのことを考える時間ができているので、そこは良い変化だと思います。コメントは文量が多い選手はたくさん書きますし、言われなくても書く選手はしっかり書きますね。書ける場所があるので良いですね。(竹内先生)

Q:河合トレーナーは『Atleta』でどこをチェックしていますか。
└やはりケガとか痛みの部分ですね。身体の気になる部位の項目は見るようにしていて、あとはそういった情報をコメント欄に書いている選手もいるので、そこも見るようにしています。食事レポートはもうひとり女性の理学療法士のスタッフにも手伝ってもらっていて、そのスタッフが食事に関する知識が豊富なので、レポートを見て選手たちにアドバイスしてもらっています。時期によっては食事や体重管理に関する講義もしてくれています。(河合トレーナー)

限界や壁を超えることで得られる『楽しい』を目指してほしい


Q:竹内先生が選手を指導する上で大切にされていることはありますか。
└競技力向上はもちろん大事なのですが、それ以前に人としてちゃんとしていないといけないんです。なので、例えば挨拶とかお礼とか、あと報告・連絡・相談。練習環境もそうかな。そのへんをしっかりさせるようにしています。日本のバドミントン界にはプロが数人しかいなくて、バドミントンの結果だけで生きていくのは難しいんですよね。仮にプロを目指すにしても。練習環境についてはうちの大学はバドミントン部をすごく後押ししてくださっていて、8面張れる体育館やトレーニングルームなどを比較的自由に使用させていただいたり、大会出場の際も様々な支援をいただいてるんですよね。これを当たり前だと思っちゃうと良くないので、周りへの感謝や人としての礼儀、それらは最低限意識させています。(竹内先生)

Q:練習場所を使わせてもらっていることへの感謝の気持ちを大切にということですね。
└あと、スポーツなのでレクレーションの一環で楽しむためとか、バドミントンをやる目的は色々あると思うのですが、うちのチームは勝ちたくて入ってきてくれる子が多いので、あくまで勝つために努力をすることを前提でバドミントンを楽しんでほしいと思っています。競争や勝負なく、優劣をつけないでみんなでわいわいするのも楽しいかとは思いますが、勝つために苦しいことを乗り越えることで、できなかったことができたり、勝てなかった相手に勝てたりすることで得られる『楽しい』を目指してほしいと思っています。(竹内先生)

Q:その『勝つために頑張る』というスタイルは『Atleta』の入力を拝見してもすごく感じています。特に食事の入力は4年間みんな真摯に取り組んでいて、データを見ていて本当に感動しちゃいます。
└それはうちのチームの特性かもしれません。昔から良くも悪くも先輩や指導者が「やれ」って言えばしっかりやる選手が多いですから(笑)でも、正直食事入力については「本当にそれ食っているのか?」って怪しい選手もいますけどね(笑)でも、『こんな食事をすれば点数が高くなるのか』って理解するだけでも良いかなと思うんですよね。それが彼女たちにとって食事の知識になりますから。(竹内先生)

Q:最後に、今後のチームの目標を教えてください。
└目標はもちろん日本一です。今年は残念でしたが、ホワイトボードに目標が貼ってあるんですよね。そこにもあるように日本一を目指すために頑張って必ず成し遂げます。(竹内先生)