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千葉明徳高等学校 サッカー部女子

部活動×ICT教育で得られる『振り返る力』の重要性とは

千葉明徳高等学校 サッカー部女子 監督 / 渡辺 哲史氏
<チームの情報>2021年7月現在
<主な成績>
[2021年度]千葉県 U-18 女子サッカーリーグ1部
千葉県高等学校総合体育大会サッカー女子の部 ベスト8
[2020年度]千葉県高等学校女子サッカー選手権大会 ベスト16
<選手数>20名(内マネージャー5名)
<指導者数>顧問3名、外部トレーナー1名
<Atleta導入時期>2019年5月

『書き留める力』『振り返る力』を養うべく、慣れ親しんだスマホで手軽にサッカーノートの導入を。


Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
└何かを成し遂げたいと目標を立てた時に、そこに向けて記録を取ることは非常に重要と考えていました。スポーツにしてもビジネスにしても、何かを成し遂げる人には『書き留める力』『振り返る力』が備わっています。私は選手たちにその力を持ってほしいと考えています。最初はサッカーノートの導入を考えたのですが、本校はICT教育に力を入れていて、選手たちもデジタルに慣れている状態だったので、記録もデジタルの方が便利ではないかと悩んでいた時期がありました。そんな折にAtletaの方とお会いする機会があり、Atletaを知りました。また、この時ちょうど私が指導者としてサッカー部女子に入った時期でもあり、チームを新たに構築する上で面白そうだと感じたので導入を決めました。

Q:『Atleta』導入に伴う選手や保護者の反応はいかがですか。
└抵抗はありませんでした。というのも、Atleta導入したてのころは「自由に使ってみな」くらいの感じであまり強制させていませんでした。何事もがんじがらめにすると上手くいかないことが多々あります。例えば学校から生徒たちに支給しているタブレット端末も「こう使いなさい!」と強制すると上手に使いこなせなくなります。だから「機会を与えるから、自分で模索しながら記録つけてみるといいよ」と促す程度でした。そうすると、できる選手は真面目に記録を始めます。もちろん逆に全くやらない選手もいましたが、そうこうしているとコロナ対策として学校側で必須の健康チェックなど、競技以外のことも記録する必要が出てきました。これらは記録として残す必要がありますから、自然とAtletaに触れる機会が増えてきました。そこからチーム全体でのAtletaの利用率が上がってきた印象ですね。

選手の負担を少なく、Atletaを運用する方法。女子選手の月経管理でケガ予防を。


Q:『Atleta』の具体的な活用方法を教えてください。
└基本的に負担になって苦になっちゃうと続かないので、あくまで最小限でこちらが把握しておきたいことを項目にしています。項目については今も模索中ですが、ここからサッカー以外の部分も含めて自発的に書くことを待っている状態です。具体的には、基本のコンディション項目に加えて、『自主練習の内容』や『何を学んだかチェック』といった項目を選択肢形式でおくことで、何をどれだけやったのかを量として記録できて振り返りやすくなります。『何を学んだか』については、まずは自ら学んでいって欲しいと思い項目化しています。

Q:女子選手特有の月経管理についてはどのようにお考えでしょうか。
└女性のトレーナーとも相談しながら見ているのですが、月経によってケガのしやすさが変わってきます。選手がケガした時に何が1番要因だったのかを確認できる状態にして、選手ごとの練習強度を設定する上で参考にしています。また逆に追い込みすぎて月経が止まってしまうこともあります。将来のことを考えても重要な成長期の中でこのようなことが起こってしまうのは良くないので、日頃の練習から予防できるようにという観点からも記録しています。

Q:先生の活用方法を教えて下さい。
└遅くても毎晩20時までには記録をルール化しており、私は毎晩寝る前に布団の中で選手たちのコメントを読んで『いいね』ボタンを押して寝ています。毎晩楽しみにしていて、毎日『いいね』ボタンを押さないと気持ち悪くなっているくらい今ではAtletaがルーティン化しています。また、コンディションデータを見てケガをして落ちている選手には特に声を掛けます。学校生活の中でも選手に会った時は「昨日の振り返り良かったよ」みたいに話しかけています。これによって選手としては『見られている』『見てくれている』と意識し、そこから『ちゃんと書かなきゃ』って感覚になれると考えています。何年か先、「やっていて良かったな」と思ってもらえると確信しているので、今後も続けていきたい習慣です。

『見えないつながり』から大きな成長が生まれる


Q:Atletaを活用することの意義はどんな所にありますか。
└とにかく振り返りの重要性ですね。自分を知ることがチームのためにも繋がるということを感じてほしいです。ひとりひとりが『自分のことを考える』ことがチームに還元されます。あとは、文明の利器として、Atletaのようないいものが増えていますから、良いものを積極的に活用していくということも感じてほしいです。学校内の人間だけではなく、トレーナーさんやAtletaの担当者の方々など、様々な人のおかげでサッカーができています。様々な人に応援してもらっているということを感じ、今サッカーができていること、『見えないつながり』へのありがたさを感じながら、今後も活動を続けていきます。

Q:今後のチームの目標を教えてください
└選手が立てた達成すべき目標は、選手権でベスト4に入ることです。あとはリーグ戦残留。監督の気持ちとしては、近い将来全国の舞台に行きたいというのはありますね。ただ、とにかく目の前の目標をひとつひとつクリアすることで、全国が見えてくるのかなと思います。