MENU

CLIMB Factory(クライムファクトリー) | スポーツをする人と支える人のためのコンディションシステム

検索
  • ホーム
  • 導入事例
  • 選手からのサインを見逃さないことが『Atleta』をやらせている責任(大宮東・陸上競技)

埼玉県立大宮東高等学校陸上競技部

選手からのサインを見逃さないことが『Atleta』をやらせている責任(大宮東・陸上競技)

埼玉県立大宮東高等学校陸上競技部/監督 川﨑 知美 氏

<チームの情報>2021年10月現在
選手数:81名
指導者数:顧問4名、外部トレーナー1名、外部管理栄養士1名
Atleta導入時期:2018年2月(旧CLIMB DB:2017年7月)

<主な成績>
[2021年度]国高等学校陸上競技対抗選手権大会(インターハイ):
女子400mR4位、男子400mR出場
埼玉県高等学校新人大会:女子総合優勝
[2020年度]全国高校陸上競技大会:女子400mR、1600mR出場
関東選抜新人陸上競技大会:女子100m優勝、400mR優勝

言い過ぎではなく、今は『Atleta』がないとコミュニケーションが取れない


Q:『Atleta』導入の経緯を教えて下さい。
└元々ノートで週に一度提出させていました。しかし毎日書くことが浸透せず、悩んでいた時に『Atleta』を知りました。振り返りをほんの数分でできるようになり、選手たちが続けやすくなり選手と指導者とのコミュニケーションも円滑になったと感じています。ケガのことや人間関係のことも含めて『Atleta』を通して相談してくれます。言い過ぎではなく今は『Atleta』がないとコミュニケーション取れないほどです。部員数が多いからこそ、アプリを使ったコミュニケーションはとても適していますし、短時間で振り返りもできる良いアプリだと思っています。基本的に教員と生徒の間で個人的なSNSのやり取りはダメなんです。だからこそ『Atleta』はやり取りが密にならずに堂々とやり取りができるので、その点でとても重宝しています。既読未読が分かる機能もとても便利です。
コロナ禍で練習ができなかった際に選手との繋がりが『Atleta』しかなかったから本当に助かりました。

Q:『Atleta』の入力にルールを設けていますか。
└基本的に23時までに入力させています。仮に3分でも遅れちゃったら選手から電話きますよ。「すみません!寝ちゃいました!」って。人数多い分、そこを徹底しないとすぐにまとまらなくなるんですよ。相談や提案は受けます。「ルールをこうした方がいいと思います」とか。採用するかどうかは分かりませんが、根拠をしっかりと伝えてくれれば話を聞きます。

Q:何か指導する上で意識されていることはありますか。
└正直、部員も多いので様々なレベルの選手がいます。指導者が選手が分かるまで粘り強く言えば良いだけなんです。100万回言って分からなければ100万1回言えば良いだけ。何度同じことを言うことになってもいいから伝え続けることは意識しています。必ず変化はしてくれます。ミーティングで伝えたことも再度連絡ボードに上げます。そうしないと忘れちゃうので。選手たちは普段学校で「見るな」って言ってもスマホを見ますから。だったらそこに連絡事項を送ることで絶対見てくれる状態にしようと。逆転の発想ですよね。

アプリだからこそ直接会話をしないでも状態を知ることができる


Q:コメント機能で選手とやり取りはされますか。
└はい。どうしても人数が多いから普段練習を見ていても全員に声掛けは難しいですし、選手の本心は分からないんですよ。だからこそ毎晩全選手分の入力内容に目を通すことで一人ひとりと向き合えるんです。

Q:『Atleta』をチェックする上で重要視している項目などあれば教えてください。
└女子選手の生理は陸上競技は直結するので気をつけていますね。直接は言えないじゃないですか。そこを知れることで練習量の調整や休みを与えられたりできますし。直接会話しなくても状態を知れるというのはアプリならではだと思います。
痛みの度合いが色の濃淡で分かる機能いいですよね。あの見せ方考えた人すごいと思います!ケガした選手の痛みが日に日に薄くなっていくのを見ることで回復度合いが分かってすごくホッとします。試合期は特に注視している項目です。

休ませることが強さの秘訣


Q:指導を心がけていることなど教えてください。
└うちかなり休ませるんですよ。夏休みなんて40日中12日は休ませていますから。朝練もやりませんし。そんな事をするくらいなら寝かせた方がいいですよ。その分1回の練習量を大きくすればいい。「栄養と休養と練習は全て平等。食べないのなら練習はしなくていいし、寝ないのなら練習はしなくていい。では具体的にどのくらい食事と睡眠が必要か…なぜそこまで必要か…」といったことを何回も伝えています。だから僕は『Atleta』に記録される選手からの何らかのサインを見逃さないように気をつけています。これが選手に『Atleta』をやらせている僕の責任です。