昭和学院高等学校 女子ハンドボール部
全国連覇を果たすチームの“当たり前”とは?入部前に共有される高い基準と、結果を出すための自己管理(昭和学院・ハンドボール)
昭和学院高等学校 女子ハンドボール部/佐藤 奏吉 監督
<チームの情報>2026年5月現在
メンバー:24名
管理者・スタッフ:2名
Atleta導入時期:2023年4月
<チームの主な成績>
第49回全国高等学校ハンドボール選抜大会 優勝
第47回全国高等学校ハンドボール選抜大会 準優勝
第46回全国高等学校ハンドボール選抜大会 ベスト4
第44回全国高等学校ハンドボール選抜大会 準優勝
第76回全国高等学校総合体育大会(インターハイ) ハンドボール競技大会 優勝
第75回全国高等学校総合体育大会(インターハイ) ハンドボール競技大会 優勝
第74回全国高等学校総合体育大会(インターハイ) ハンドボール競技大会 準優勝
第73回全国高等学校総合体育大会(インターハイ) ハンドボール競技大会 優勝
第79回国民スポーツ大会 ハンドボール競技大会 優勝(千葉県 少年女子)
第78回国民スポーツ大会 ハンドボール競技大会 準優勝(千葉県 少年女子)
特別国民スポーツ大会 ハンドボール競技大会 優勝(千葉県 少年女子)
第77回国民スポーツ大会 ハンドボール競技大会 ベスト4(千葉県 少年女子)
見えなかった負荷を可視化、コンディション管理で守る選手のパフォーマンス
Q:導入のきっかけを教えてください。
元々うちはAtleta導入前から身体づくりに重きを置いていて、体重の管理は紙で行っていましたが、それもAtleta内で完結できるようになりました。必要事項のチェックもスムーズに行える機能が整っていて助かっています。
Q:体重や体調の他にAtletaの記録の中で重視されている項目はありますか。
身体の気になる部位ですね。練習前に選手たちに入力させて、それを事前にチェックした上で練習に参加するルーティンを確立しています。特にハンドボールはやればやるほどケガが増える競技なので、選手のコンディションに合わせて練習メニューや強度の調整を気にしないと前十字切っちゃうとか、肩関節脱臼とか、そういった大きいケガに繋がってしまいますからね。そんなケガをさせないためにコンディションチェックはかなり気にしています。その結果、前十字靭帯を切る選手は多分他の高校チームよりも圧倒的に少ないと思います。
Q:3年間通して伸びる選手の特徴のようなものはありますか。
やはり高校のハイレベルのチームで常にトップを目指して、卒業後も大学でやりたいとかプロでやりたいとか、そういうビジョンが明確な選手。更にハンドボール以外の生活面や学業面もしっかりやる、食事にも気を使える、ウエイトトレーニングもちゃんとやり抜く、こういった自己管理を大切にできる選手はやっぱり伸びますね。
入部前から共有するチームの基準、自己管理と覚悟が育つ環境
Q:入力率が非常に高い印象にありますが、どのように伝えていますか?
見学生や練習参加希望者には全部説明します。「高校カテゴリーの中で日本で1番トレーニングするからめっちゃキツい」って。毎年実力ある選手が入ってくるから上級生になったからって試合に出られる保証もない、練習前には体調管理を登録しないといけない、食事も気を使う生活が必要、定期考査で結果が悪いと練習させてもらえない…とか。そういった話は必ず入部前から伝えています。あくまでも部活動であって教育の一環です。それができないような子には、そもそもハンドボールをさせたくないですからね。
Q:競技以外の部分もしっかりできる選手でないと、チームとして戦わせてもらえない環境なのですね。
常に競争と言いますか、うちは学年もあんまり関係ないですし、単純に試合に出たいとか、自分が活躍することだけを優先するのであれば別にうちじゃなくてもいいじゃんって話をするんです。「試合に出られないから頑張れません」みたいなふてくされ方をされても、厳しい環境であることは最初から伝えています。
また、Atletaについては明確なルールにしています。 優先順位を考えた時、ハンドボールの練習よりも自分の身体に目を向けることの方が優先されるべきだと日頃から口うるさく言っています。 あと、Atletaを入れている目的はもう一つあって、入力されたデータをもとに練習の強度を調整できたり、痛みを共有してもらうことで指導者から声をかけてあげられますよね。コミュニケーションのきっかけにもなっていて、選手にとってもそこはプラスになっていると思います。