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導入事例

明治大学 体育会競走部

『Atleta』で課題をクリア!

明治大学体育会競走部 山本佑樹駅伝監督

明治大学体育会競走部、駅伝監督・山本 佑樹氏

<チームの情報>2019年12月現在
チームの主な成績:箱根駅伝出場56回、優勝回数7回
部員数:各学年15名+10数名
競走部:全体の監督がいる各学年15人、計70名
駅伝含む長距離ブロック:46名
駅伝チーム:駅伝監督1名、長距離コーチ3名
Atleta導入時期:2018年3月
指導歴:
28歳で現役を引退後、実業団の長距離のコーチを12年間勤め、一昨年から明治大学で指導を開始。
昨年、駅伝監督に就任。

 

―体調管理にも自主性を。アプリを取り入れて狙う意識改革とは?


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└明治大学は自主性を重んじる大学のため、競走部でも自ら考え動くということがキーワードです。1から10まですべて手取り足取り教えるというよりは、指導者はあくまできっかけを与え、その後選手が自ら考え競技に打ち込むという軸でチーム作りをしています。例えば、練習内容自体は指導側で決めますが、ペース設定やボリュームの調整は選手たち一人ひとりと相談して決めています。
また、ほぼ全ての学生が寮生活を送っていますので、普段の生活でも学生主体となっていますね。

Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
└監督に就任する際に何か新しい試みをしたいと思い、選手全員が持っているスマートフォンを活用した取り組みを始めました。最初は練習報告や走行距離を入力するサービスを使っていましたが、それだけではなく体調管理の意識付けにも使えるようなツールを使ってみたいという思いがありました。日頃から選手の体調は口頭で伝えてもらっていたのですが、46名分の詳細な体調を把握するのはやはり難しく、また選手によって報告の手法や粒度が違ったり、抜け漏れがあるという課題もあったため、それらをクリアできる『Atleta』の導入を決めました。
『Atleta』の導入を決めたころ、ほとんどの選手はそのようなツールの存在は知らなかったようですが、一部では腕時計で自分の走った距離を測りパソコンで管理することに慣れている選手もいたので、練習やトレーニングの一部にスマートフォンやパソコンを使うことには抵抗がないようでしたね。

 

―データを振り返ることで自分の体と「対話」する。


Q:『Atleta』の主な活用方法と、導入後の変化を教えてください
└長距離選手は、普段の練習実績を日誌に書き溜めています。『Atleta』はそこからより踏み込んで、データやグラフによって自分自身のリズムや調子の上がり下がりを可視化しながら把握することを目的に利用しています。
走行距離はもちろん、選手の主観的な疲労度や体の痛み、コンディションをメインで確認しているほか、コメント欄に選手の言葉で具体的に書かれている内容と、データとして入力された数字がどれくらいマッチしているのかも、気にしてチェックしています。また、1から10までのレベルに分けて入力できる主観的な痛みは、選手によって数字の付け方に傾向が出るため、個性に合わせて考えるようにしていますね。体調の上がり下がりをきちんと記録し改めて自身の体を知ることで、自分の中で目安がわかってくると思うので、そこは徹底して入力させています。
また、自分のコンディションのリズムが時間帯や季節にも影響されることなどに選手が気付くきっかけにもなっています。その結果、導入前は「今少し調子が悪いです」の報告で終わっていたのが、「この後また調子が上がってくるから、今は無理をしない程度に取り組みます」という判断に変わってきました。自分のリズムを知っているからこそ、先を見据えた練習方法が身についてきましたね。無理をしないというだけではなく、今はいつもより無理をしても良い、という判断もしやすく、アスリートとしての足し引きの部分が成長してきたのではないでしょうか。
指導側の変化として、選手がアプリに入力する数値をきっかけに練習内容の微調整も行うようになりました。疲労度を高く入力している選手が多いときは練習量を少し減らす一方で、モチベーションが高そうな選手が多い日はチャレンジングな内容に切り替えることがあります。導入後の変化は練習内容だけではなく、疲労がピークに達していそうな選手がいれば一声かけるなど、コミュニケーションの面にも表れています。

Q.コンディショニングのために行っている独自の取り組みを教えてください。
└貧血チェックのため、血液検査は月に1度実施しています。貧血は2,3カ月前の状態をチェックしておくことが大切ですので定期的に行っています。
最先端のトレーニングや指導を充分に取り入れている訳ではないと思うので、他のチームでの指導や取り組みを参考にすることも多いです。ライバルチームと情報交換をすることもありますし、陸上という競技に限らず、『Atleta』の導入事例として紹介されている記事もよく読んでいますよ。

 

―指導者としての引き出しを磨きながら、100回大会での優勝を見据える明治大学!


Q:今後、若年層の選手への指導は何が大切になってくると考えていますか?
└選手を納得させるために、昔のカリスマ選手の事例や経験談はもう響かないと感じます。今の選手達にとっては、納得できる理屈になっているかが非常に重要だと思うので、感覚的な指導にならないよう『Atleta』のようなICTツールによって算出されるデータに基づいた情報を伝えようと心がけています。
また、選手と指導者の関係性も変化しています。今の時代は、コーチが引っ張ったり、後ろからたたいて後押しするのではなく、肩を組んで一緒に進むような、横並びの関係が理想的なのではないでしょうか。
だからといって友達のような馴れ合いや、甘やかすのも良いとは思いません。選手のなかにはもっと厳しく指導して欲しいという思いを持っている人もいるように、何が響くかは選手によって異なります。そのため指導者は、選手に合わせた指導やコミュニケーションの引き出しをできるだけ多く持っておくのが大切だと考えています。
このように指導法もアップデートしながら、私たち明治大学駅伝チームは箱根駅伝という大きな目標に向かって進んでいます。2020年の箱根駅伝での目標は、まずはシード権が獲得できる10位以内に入ることです。そして、2024年の100回大会では総合優勝ができる強いチームを目指しています!明治大学山本佑樹監督写真

4年生・中山陽平選手インタビュー【『Atleta』でコミュニケーションをより柔軟に】はこちら!
http://www.climbfactory.com/result/case/3777/