RIPACE SOCCER CLUB
心を鍛える3ステップ!指導者が管理することとは(RIP ACE・サッカー)
RIPACE SOCCER CLUB/守山 真悟 氏
<チームの情報>2020年5月現在
選手数:140名
指導者数:11名
Atleta導入時期:2017年3月
<主な成績>
第31回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 ベスト8
高円宮杯 第29回 全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 ベスト32
高円宮杯 第28回 全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 ベスト32
関西サンライズリーグ1部所属
関西ヤマトタケルリーグ1部所属
<保有ライセンス>
日本サッカー協会公認A級コーチU-12
目指すのは「心技体が整い自立しているサッカー選手」
Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└RIP ACE SOCCERCLUBの理念は「心技体を整えて自立したサッカー選手になろう」です。そのため、新しくクラブに入る選手の保護者やクラブスタッフにはまず、「一流のスポーツ選手はこの心技体が整っている人であり、心技体が整わないことには人として成長はない」という説明を必ずしています。
Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
└『Atleta』はこの心技体の中の「心」と「体」を磨くために活用しています。心技体をピラミッドで表した時、頂点が「心」であり、一番下の土台となる部分が「体」であると考えています。この土台となる「体」の部分は食事や睡眠などの日常生活のコンディショニング、つまり練習以外の時間で培われます。サッカーの練習は1日2時間ほどしかないため、一日の9割を占める時間をいかに過ごすかが大切です。『Atleta』はこの残り9割の時間のために活用しています。
『Atleta』は、コミュニケーションや自己管理を通して成長を促すためのもの。活用することで、選手たちの「心」に変化が。
Q:『Atleta』の具体的な活用方法を教えてください。
└コンディション機能に関しては体調や疲労度、睡眠時間の記録等、一通りの基本的な項目において利用しています。中でも一番重要視しているのは「身体の気になる部位」です。ワンタッチで痛む部位や度合いが入力でき、見る側も把握しやすくとても便利です。選手側も入力することで怪我への意識が変わります。実は中学3年生のシーズン終盤になると、最後は試合に出たいという思いから、ケガを隠してしまう選手も出てきます。しかし、その行為に対して叱ることはしません。『Atleta』は「叱るためのツール」ではなくて、「コミュニケーションや自己管理を通して成長を促すためのもの」だと考えているため、特に指導者側から注意することはありませんし、選手たちもそのことを理解してくれていると信じています。
Q:『Atleta』を使用して変わったことはありますか
└コメント機能の活用で選手たちの心の使い方が良くなりました。選手たちには心技体ピラミッドの頂点にあたる「心」が一番重要だと伝えており、「心」を鍛えるためには3ステップ必要だと考えています。1つ目は日頃から気持ちの良い挨拶をするなど、あたりまえのことをしていくということで、これにより心を磨きます。そして2つ目は、そのきれいに磨いた心の中を書き出すことです。ここで『Atleta』のコメント機能を活用しています。この時書いてもらうのは競技や生活面のこと、そして目標です。自分の心の中にある目標をしっかり文字に起こすことが大切です。最後のステップは、心を磨くこと、心の中を書き出すことを“継続”することです。自分で設定した目標を成し遂げていくことが大切なため、目標達成するための過程を我々指導者がチェックをしてあげることが必要で、必ず毎日クラブスタッフが選手たちのコメントに対して返信を行うようにしています。この3ステップが『Atleta』を導入したことで円滑になりました。
『Atleta』を使いこなす背景にあるのは、どこにも負けない情熱や想い!
Q:コンディション管理を『Atleta』で継続できている理由はどこにあると思いますか
└『Atleta』のほぼ全ての機能を利用していますが、使い方のコツというのは無いと思います。これはクラブの姿勢によるかもしれません。我々は他のクラブよりも何倍も努力をしている自負がありますし、情熱や想いはどこにも負けません。『Atleta』はどのようなチームでも使えるもののため、活用できるかどうかの分かれ目は、使い方の上手い下手ではなく、面倒でもチームのために続けようとする努力の総量や想いの強さの差なのではないかと思っています。一つ一つの機能に対しての捉え方や取り組み方、時間のかけ方をチーム全体で認識することが重要です。
Q:今後の目標を教えてください
└RIP ACE SOCCERCLUBは日本一のサッカークラブになるために頑張っています。現在は、全国大会でベスト8まで進出することができたため、まずはその上のゾーンを狙っています。やるべきことは明確なので、みんなでしっかり準備をしていきたいです。