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花咲徳栄高等学校 陸上競技部

徹底したペーパーレス化!モチベーションを維持する3つの企画(花咲徳栄・陸上競技)

花咲徳栄高等学校 陸上競技 細田知也 氏
<チームの情報>2020年5月現在
<主な成績>
2019年度
関東選抜新人 男子4×100mR(第3位)/女子100mH/女子走幅跳(優勝) /女子やり投(第5位)
U18日本選手権 女子走幅跳(第8位) ※全国大会初入賞
国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体) 女子走幅跳
全国インターハイ(沖縄) 女子走幅跳・女子やり投
北関東インターハイ 男子100m/男子200m(第8位) /男子4×100mR/男子8種競技(第6位・第10位) /女子4×100mR/女子走幅跳(優勝) /女子やり投(第5位)
<部員数>男子42名/女子18名
<指導者数>1名
<Atleta導入時期>2017年12月

 

日本一のチームが活用する理由を知りたい!それが『Atleta』を導入した決め手


Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
└本校の硬式野球部(第99回全国高校野球選手権大会優勝チーム)が利用していた、というのが決め手です。強いチームが利用するのには必ず何か理由があると考えたため、まずはやってみようという思いで即決しました。トレーニング法なども含めて、実は野球部を色々と参考にさせてもらっています。やっぱり何かがないと日本一になんてなれませんからね。

Q:『Atleta』を使用して変わったことはありますか
└導入直後は『Atleta』の利用率は悪い状態でした。私自身が、『Atleta』はあくまで選手主体で入力するコンディション管理ツールだと認識していたため、選手への案内を基本的に紙媒体で行っていたことが原因の一つだったと思っています。しかし、『Atleta』の連絡ボードを利用することで情報共有ができることに気づき、あるタイミングからとことんペーパーレス化を進めました。日程表や保護者からの手紙もPDFにして『Atleta』で共有するようにしました。それから選手たちも『Atleta』を利用する機会が増え、結果的に入力率も上がってきた印象です。

 

コロナ禍で会えない中、選手とのコミュニケーションツールになってくれた『Atleta』


Q:『Atleta』の具体的な活用方法を教えてください。
└連絡ボードでの情報共有とコンディション登録をメインで行っています。登録してもらったデータは週に一度、コンディション比較機能を使った入力率や睡眠時間のデータを選手たちに公開しています。そのデータを見ることで、入力していない選手に意識的に入力をしてもらい、自身のアスリートとしての時間の過ごし方を自覚してほしいからです。コロナ禍に伴う自粛期間中は、選手にはアプリへ日々のトレーニング内容を入力してもらいました。それを全員分確認して、問題なければ「いいね」ボタンで返し、何かあれば直接コメントで返信しています。選手と直接会えない中で『Atleta』がコミュニケーションツールになってくれています。

Q:その他、自粛期間中はどのような活動をされていましたか
└とにかくモチベーションを維持させることが大切だと考え、そのための企画を3つ実施してきました。第1弾は元々実施していたブログを活用した自宅でできるトレーニング紹介です。第2弾では、ビデオメッセージを発信しました。この2つの企画は2、3年生メインで実施しています。第3弾では、選手たちのマンダラート※を紹介する動画を配信しています。

【参考】TokuharuT&F花咲徳栄高校陸上競技部チャンネル

これらの企画の他に、新入生の世話役を決めました。それぞれグループ分けをして、上級生が1年生たちの部活や勉強等の学校生活に関する不安を解消する窓口となってもらっています。
※発想法の一種。9つのマスを用意し、それを埋めていくという作業ルールを設けることにより、アイデアを整理・外化し、思考を深めていく手法。目標達成などに活用されることがある。

大切なのは、選手が自ら「勝ちたい」と思えるような仕掛けを作ってあげられるか


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└私たちの部は中学時代に競技実績が高かった選手だけが入ってくるわけではなく、部員の中には陸上競技初心者もいます。今年始めて全国大会の出場経験がある選手が1人入部し、ようやく全国級の選手が入ってきてくれるようになりました。様々な選手が集まっているチームのため、指導者がどれだけ勝たせたいと思っても、選手たちが自ら「勝ちたい」と思わなければ競技で勝つことは厳しいと思っています。そのため、「勝ちたい」と思えるような仕掛けをどれだけ作ってあげられるかを意識しています。とはいえ私たちの部ではやわな練習はしていないため、きちんとついてきてくれれば必ず記録は伸びます。そこで自信をつけてもらって、中学時代負けていた選手にも勝たせてあげたいです。blank image

Q:今後の目標を教えてください
└まずはチームとして、本校野球部は既にそうなっているように、「埼玉県の中で陸上と言えば花咲徳栄高校」と言われるように、総合的にチームを強くしていきたいです。また、私が生きている内に全国制覇をしたいですね。これは私自身の夢です。そこまではあと2万年かかると思いますが(笑)