• ホーム
  • 導入事例
  • 『1人のアスリート』としての自覚を持たせる!岐阜商業バレー部の指導法(岐阜商業・バレーボール)

岐阜県立岐阜商業高等学校 男子バレーボール部

『1人のアスリート』としての自覚を持たせる!岐阜商業バレー部の指導法(岐阜商業・バレーボール)

岐阜県立岐阜商業高等学校 男子バレーボール部/辻 裕作氏

<チームの情報>2021年3月現在
選手数:24名(うちマネージャー兼アナリスト1名)
指導者数:4名(総監督、監督、外部コーチ、トレーナー)
Atleta導入時期:2017年10月

<主な成績>
平成28年度全国高等学校総合体育大会男子バレーボール競技会ベスト8
第34回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会 ベスト16
第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)ベスト16
全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)岐阜県大会12連覇中

前任監督が利用していた『Atleta』を引き継ぐことに抵抗は無かった


Q:前任の監督から引き継いだ時点で『Atleta』は選手たちに浸透していましたか。
└使ってはいましたがまだ入力がルーズな部分が散見されたので、私が監督を引き継いでからは厳しく入力を促しています。記録する内容は変えませんでしたが、『Atleta』の意義については伝えるようにして、入力がない選手には厳しく指導しています。

Q:前任の監督が導入していた『Atleta』というサービスを引き続き利用して指導していく点については特に抵抗ありませんでしたか。
└前任の監督が国語の教員なのですが、国語を教えていると『書く』ことを重視しそうじゃないですか。そんな前監督がスマートフォンのアプリで選手に入力させているという点に正直驚きでした。そんな前任監督が利用されていて、私自身も『Atleta』はすぐに導入したいと思えるサービスだったので、抵抗感は全く無かったです。

岐阜商業のバレー部に入部したからにはアスリートであり、だからこそ『Atleta』を使っている


Q:入力率がとても高いですがルールは設けていますか。何か秘訣があれば教えてください。
└私が監督になってからは22時までにその日のコンディションを入力するようにルールを決めました。今では選手みんなほとんどルール通りに記録をしてくれているので、やっと『Atleta』が浸透してきたかなと。彼らには、『高校生である一方で1人のアスリート』という自覚を持つように指導をしています。それにより自然と入力率も高くなったと感じます。自覚を持たせるためには、『何故うちのバレー部に入部したのか』を常に意識させることが大切です。岐阜商業のバレー部に入部したからにはアスリートであり、だからこそ『Atleta』を使っているんだということを日頃からよく伝えています。

Q:コンディション管理をする上で重視している項目はありますか。
└コメントは必ず見ています。あと疲労度合い(肉体的な疲労度・精神的な疲労度)も注視しており、特に試合期の疲労についてはかなり参考にしています。競技以外に勉強の事もコメントすることがありますが『勉強を疎かにしない』という部の方針に基づいたものです。部のレギュラークラスの選手はバレーボールで進学できますが、そうでない選手がバレーボールばかりに時間を取られ、いざ進路選択の時に成績が悪いと進学に困ります。それは監督として絶対にやってはいけないことだと思うので、手厚くサポートしてあげるようにしています。

Q:コンディションやコメント以外でよく利用している機能はありますか。
└食事はめちゃくちゃ使っています。これも先述したとおり、1人のアスリートであることを自覚した上で、食事管理は必須事項だと伝えています。食事管理ができなければスポーツ選手じゃないですからね。競技する中で『トレーニング』と『休養』と『食事』はセットです。中でもトレーニングと休養は指導者がコントロールするものですが、食事は選手自身でコントロールできるものですから、選手の意識がとても大切だと思います。

保護者の満足度を上げることも部活動運営に重要


Q:食事管理については選手の保護者も関わってくる部分だと思いますが、保護者にもこういった情報の共有はされていますか。
└年に1回明治さんにお願いして保護者と選手向けの説明会を設けています。また、保護者と選手との三者面談を年に4回必ずやるのですが、そこでは部活や進路の話だけでなく食事の話もするようにしています。お子さんを預かって部活動をする以上、保護者の満足度を上げることも重要だと考えているので、保護者の意見はとても大切にしていますし、進路指導でも保護者と選手が満足できるようにサポートしています。ここに満足してもらえないと次の選手が入ってきませんからね。

Q:『Atleta』をご利用いただく中で感じられている課題はありますか。
└課題を考えるとそれは私にあると思うのですが、結局今日川田さん(インタビュアー)のお話を聞いていても、『Atleta』の知らない機能がたくさんあるんですよね。こんなに素晴らしいサービスなのに全然使いこなせていないんだなと。めちゃくちゃもったいないので、これからもっと勉強します。