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札幌大谷中学・高等学校 陸上競技部

部活アプリで情報の一元化を実現。20年連続インターハイ出場の名門陸上部、競技力向上への新たな一歩。(札幌大谷・陸上競技)

札幌大谷中学・高等学校 陸上競技部/森木 創太先生

<チームの情報>2023年11月現在
部員数:40名
指導者数:3名(外部コーチ含む)
Atleta導入時期:2023年8月

<チームの主な成績>
全国高校総体(全国インターハイ)20年連続出場

「手書きの方が良いかも」は書かせる側の変な先入観


Q:『Atleta』の導入を決めたきっかけを教えてください。
└同校女子サッカー部の先生から『Atleta』のことを伺いました。管理する側が欲しい情報が揃っているので、今後1つのツールでできるとしたら相当楽だなという印象がありました。更にアプリっていうところがかなり使いやすいのではないかと感じたので、機能の部分と使いやすさの部分で魅力を感じました。

Q:アナログな紙の日誌からデジタルのアプリへ転換することで『文字を書かなくなる』といった不安を持たれる方もいらっしゃいますが、その点どう感じますか。
└僕自身が現役選手だった頃は手で書いた方が自分の振り返りになるのかなって考えでいたのですが、今の選手たちはスッとアプリで入力する方に順応できていて、「手書きの方が良いかも」というのは書かせる側の勘違いとか、変な先入観だったのかなと感じました。あくまで僕の視点なので、選手によってはひょっとしたら手書きの方が良いって人もいるかもですが、ただ何かやる時のハードルが『利便性』だったうちにとっては、良い形で『Atleta』がハマったと思います。

Q:Atleta導入前のツールでは選手たちの定着率に課題がありましたが、いかがですか。
└紙やスプレッドシートの時に比べると入力回数が増えたり、またコンディションに関しては自分の身体に関心を持つようになったり、自分のやった練習に関心を持つ選手の割合がじわじわ増えている感じがあります。

Q:情報がバラバラになっていた課題については、いかがですか。
└まず情報発信する僕側としては、全ての業務がものすごく楽になりました。スケジュール更新作業した際は、LINEで「更新しました」とアナウンスしないと気づかれなかったのですが、今では更新したら通知が飛ぶようになり、便利になりました。そしてスケジュールの中にも文章を打てるので、練習メニューを載せられるのがありがたいですね。これまで何ステップか踏まなきゃ取れなかった情報が、パパっと取得できるようになったので大変助かっています。受け手側の選手としては、どこに何が載っているのかが分かりやすくなったので、集合時間を勘違いするとか、連絡見ていない選手が減った気がします。

『Atleta』での振り返りを通して、選手個々の特徴も見えてきた


Q:選手へアドバイスやコメント返信といったアクションはされていますか。
└リアクションは時々ですけど、なかなか面と向かってコミュニケーション取れていない時は返信したり、「いいね」ボタン押したりしています。「ちゃんと見てるぞ!」って意識付けをしてあげるように動いています。

Q:女子選手の比率が多いとのことでしたが、女子選手とのコミュニケーションにおいて心掛けていることはありますか。
└あえて『Atleta』上で見たものを、わざとらしく話題にするようにしています。「今膝痛いのか?」とか「昨日のメニュー辛かったのか?」とか。『Atleta』上だけで完結するのではなく、実際に話題にすることで対面でのコミュニケーションの質が上がったなって感覚はありますね。『Atleta』の活用を通して選手個々の特徴も見えてきたところがあって、『自分自身のことは自分でやりたい』タイプの選手もいれば、『見て欲しい、褒めて欲しい』タイプは結構長文で書いてくるなとか、選手の特徴を把握する上でも、『Atleta』を通して見えてくるので面白いなと思っています。

Q:導入前は見えていなかった選手の性格を知れたということでしょうか。
└そうですね。「こんな細かいところでネガティブな気持ちになるのか」って驚かされた選手もいたり、逆に「やっぱりそういうタイプだよね」って答え合わせできたり、リアルな個々の性格とかキャラクターが見えてきて面白いです。

振り返り力は、ダイレクトに競技力に繋がっている


Q:振り返りの質は、競技力に関係ありそうでしょうか。
└はい、ちゃんと振り返りができている選手は練習の質が高く、競技で好記録出せて伸びている選手が多い印象です。振り返れるから結果が出ているのか、結果が出始めているからちゃんと振り返ろうってなっているのかは分からないですが、相関があるとすれば、競技力と紐づいている気がします。陸上競技は個人種目になるので、ダイレクトに競技力に繋がっていると思います。使い始めて数ヶ月経ち、その間に自己記録が上がっている選手も出てきている中で、きっと他の選手の中でも、『あいつより速くなるためにどうすれば』とか、『記録を伸ばすためにどうしたらいい』って思い始めるのがこの冬だと思うので、ひょっとしたらこの振り返りの質が差になって、それを追いつこうとすることでチーム全体の振り返り力が上がってくれれば、僕としては相当ハッピーですけどね。でも、少なからず振り返りできている選手はモチベーションも高いですし、目標も高いので、競技に対してかなり力をかけている選手が振り返りもちゃんとできている気がします。

Q:今後のチーム目標や展望、また森木先生の今後の目標などあれば聞かせてください。
└チームとしては、全国大会にこの先もずっと出続けることをテーマにしたいのですが、僕が一方的に全てを教え込むというよりは、選手自身の力で掴み取る形で全国を目指して欲しいなと思っています。そのために自分自身のことをちゃんと知ることや、日々の振り返りをすることで、選手力や人間力を上げていかなきゃいけないと思うので、自分自身に矢印を向け成長できる選手を1人でも増やしたいと思っています。顧問のビジョンとしては、選手たち自身で可能性を掴み取る文化を自分のチームに定着させて、そういうチームが北海道とか日本全国に増えてきたらいいなというところを持っています。