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沖縄県立石川高等学校 陸上部

コミュニケーションツールとしても利用できる『Atleta』の魅力

沖縄県立石川高等学校陸上部 上運天誠 氏
<チームの情報>2020年2月現在
<主な成績>
2017年度 U18日本陸上競技選手権大会5位(男子100m)6位(男子やり投げ)
2018年度 福井国体優勝(少年A男子やり投)
2019年度 九州選手権3位(ジュニア女子200m)
2019年度 全国高校総体(南部九州総体)出場(200m女子)
2019年度 茨城国体出場(少年B女子100m)
<保有ライセンス>
日本体育協会公認スポーツ指導者(陸上競技指導員)
<部員数>14名
<指導者数>1名
<Atleta導入時期>2018年2月

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記録だけでなく、コミュニケーションツールとしても利用できる『Atleta』の魅力


Q:『Atleta(アトレータ)』導入のきっかけを教えてください
└前に赴任していた学校では部員に日誌を書かせていたのですが、なかなか継続することができませんでした。石川高校に来てからも日誌の運用を考えていましたが、選手は早朝から授業で、放課後は競技の練習があるためどうしても疲れ切ってしまい、夜に自宅で書く時間をとるのは難しく、日誌は行えていませんでした。日々の記録をとれないことに悩んでいた時に、ちょうど『Atleta』の存在を知り、これなら練習終わりの下校中のバスの中でも、スマホから簡単に記録ができると思い導入を決定しました。

Q:『Atleta』の具体的な活用方法を教えてください。
└沖縄県では毎年11月~3月の期間に月に2回、陸上競技全体の合同練習を行っており、その際に実施するテスト結果を『Atleta』のフィジカルテスト機能に記録しています。データが溜まってきたらグラフ化し、選手たちに提示しようと思っています。

食事機能もよく活用しています。食事の情報を見て生徒に具体的なアドバイスができるため、そこからコミュニケーションが生まれています。

また、記録だけでなく、コメント機能や連絡ボード機能を使ったコミュニケーションツールとしても利用できるのは良い点だと思っています。練習中は部員全員にアドバイスをしてあげられないため、選手たちが記録してくれる日々のコンディションコメントを読み、それに対して積極的に返信してコミュニケーションの機会を作っています。

Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└選手たちには「部活バカにはなるな」と日頃から伝えています。部活動は、学校生活の中での課外活動のひとつであり、私は学校生活がしっかりできない生徒は部活をやる権利はないと考えているため、選手たちにもそのことは伝えています。だからこそ学校生活の中での勉強、部活、そして遊びはしっかりやってもらいたいですね。

Q:『Atleta』を使用して変わったことはありますか
└『Atleta』を導入して何試合か出場した後、大会1~2週間前に調整メニューを自分たちで作らせたのですが、それが大きなきっかけになったようです。それ以来、日々の練習ではもちろんですが、特に大会前の調整期間になると選手たちが自身で考えてメニューを入力し、『Atleta』を見て振り返るという新たな習慣が生まれました。陸上競技はいかに試合当日にコンディションのピークを持っていけるかが重要な競技のため、試合前にこのピーキングのための調整期間を取り、その期間で調整に適した練習方法を指導しています。私は、この“調整”の大切さを選手たちに理解してほしいと考えています。『Atelta』を導入してからは、その重要性を理解した上で練習メニューを自身で考えられる意識が選手たちに出てきたと感じています。blank image

Q:『Atleta』導入に伴う選手や保護者の反応はいかがですか。
└『Atleta』を導入することに関しては、私から保護者に特に伝えず、選手たちが自ら保護者に伝えてくれています。その甲斐あって、保護者も食事の部分を気にしてくださるようになりました。また、保護者のプレッシャーにならないように、あえて私からは「食事に気をつけてください」ということは言わないようにしていますが、選手たちから保護者へ伝えることで自宅での食事にも注意を払ってくれるようになったのはとても有難いです。保護者は我が子からあがった話については協力的になってくれるようです。

Q:今後の目標を教えてください
└石川高校陸上部のテーマは「日々全力」。選手たちには陸上部を通して人として育って欲しいですし、陸上競技は技術面だけでなく人としても育つものだと考えています。そのために私は選手たちに「常に応援される選手になりなさい」と伝えています。『Atleta』を続けることで自己管理能力を高めて、「やらされている」のではなく自らしっかり取り組み、自身が定めた目標を達成できるように頑張って欲しいです。来シーズンは部員全員が大会ごとに自己ベストを出せることを願っています。