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導入事例

千葉黎明高等学校 サッカー部

顧問・浅羽 良則氏が語る『Atleta』活用法

<チームの情報>2019年11月現在
主な成績:
平成29年度千葉新人戦(新人選手権大会):2回戦進出
第96回全国高校サッカー選手権千葉予選:ブロック決勝進出
高校サッカーインターハイ千葉予選:1次T2回戦出場
第98回 全国高校サッカー選手権大会千葉県大会: 決勝トーナメント進出
部員数:56名、マネージャー2名
指導者数:監督1名、顧問3名、外部トレーナー2名、トレーナー1名
Atleta導入時期:2017年1月
保有ライセンス:日本サッカー協会公認B級指導者ライセンス

―マインドの指導まで行う黎明高校サッカー部が行き着いた、選手一人ひとりのコンディションを把握する方法とは


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└人を育てるという意識ですね。私は部活の指導者であると同時に学校の教員ですので、人間形成の部分にも責任があると考え、挨拶やマナー、規律などは最低限伝えるようにしています。
サッカーの上達には技術や戦術も勿論大切ですが、人格も大きく関わってくると思うので、どちらかというとマインドの部分を指導していきたいと常々考えています。
黎明高校は基本的に素直な選手が多いので、指導者が言ったことに対してはよく聞いてくれますね。

Q:『Atleta』導入のきっかけを教えてください
└選手がその日どのようなコンディションなのかを把握しきれず、トレーニングのさじ加減が難しいということは以前から感じていました。
一人ひとりに直接コンディションを確認すればわかりますが、部員数も多くその確認の時間がなかなかとれないことや、選手によって指導者に直接言えること、言えないことが異なる場合もあります。そのため、彼らの状態をどのように把握するかについて問題意識を持っており、それを管理できるツールとして『Atleta』の導入を決めました。
元々サッカーノート(紙)での記録も行っていたのですが、今の選手たちはノートを手にしている時間より携帯電話を手にしている時間が長いようですので、スマートフォンアプリに切り替えた今の方が入力率も高いと感じています。また、指導者側からの働きかけもデジタルで手軽に行えますので、そこが魅力ですね。
現在は、アナログとデジタルを使い分けており、サッカーノートにはプレーのことや個人の悩み、合宿中の出来事について記入してもらうようにしています。

―選手が抱える痛みや疲労を『Atleta』によって知ることができる!


Q:『Atleta』の活用方法や、導入後の変化を教えて下さい
└選手が記録するコンディションを確認し、練習内容を変えたり、疲労度をチェックして個別に声をかけるようになりました。練習を見ている分にはどこかを痛めているような素振りがない選手も、『Atleta』で確認すると「痛み」や「疲労」が入力されていることがあります。気になって声をかけてみると、実は前から痛めていたことや、痛みを表に出さないような選手に限って疲労骨折をしたりすることがわかってきたので、選手たちが入力する主観的な痛みや疲労度を大切な目安として活用しています。伝え方は選手によって本当に異なりますので、『Atleta』のように同じフォーマットで確認できるのはとても有難いです。
また、睡眠時間もとても気にしています。黎明高校は寮などがなく、場合によっては2時間もかけて通学している選手もいるのですが、通学時間が長い選手でなかなか身体が大きくならない場合は、睡眠時間が充分に取れていないのかもしれない、と関連付けて考えることも増えました。
このように入力項目を確認するのは指導側のみで、マネージャーは基本的に連絡ツールとして『Atleta』を使用しています。選手たちのコンディション管理には専門的な知識が必要になる部分でもあるため、マネージャーが関わることでリスクもあると考え、今は業務連絡のみに限った使用をしています。

―科学的根拠に基づいたフィジカルトレーニングを求めて。


Q:「三栖トレ」も導入されていますが、その経緯を教えてください
★「三栖トレ」とは
三栖英揮氏が代表を務めるDr.ARMS監修のフィジカルトレーニングプログラムで、『Atleta』のオプション機能として提供しています。
チームに合わせたトレーニングスケジュールをDr.ARMSスタッフが作成しており、トレーニング内容は、可動性の向上、パワー向上など、6カテゴリー、86種目のエクササイズの動画で説明されます。
「三栖トレ」の詳細はこちら:http://www.climbfactory.com/sportsict/misutra/

└外部トレーナーは基本的にメディカルな領域が専門で、ケガをした後の処置などを教えてくれているため、フィジカルのトレーニングは我々が行っているのですが、フィジカルトレーニングは新しいものが生まれるスピードが非常に速いという特徴があります。体幹トレーニングが出てきたと思ったら、今度は緩めた方が良いということでストレッチが主流になったり、ヨガが出てきたり、というような流れを考えると、今行っているトレーニングが本当に適切なのか自信が持てない時期が数年続いていました。そこで、定期的にフィジカルトレーニングを指導してくれるコーチを新たに依頼することを検討するなど、きちんと科学的根拠に基づいたトレーニングを始めたいと考えていたときに「三栖トレ」に出会いました。
「三栖トレ」の導入に関しては他のトレーナーも選手たちもとても肯定的でしたね。なかなかチーム内では補えない部分ですし、パーソナルトレーナーなども検討していた時期でしたので、やってみようと話が進みました。
また、今は新しいトレーニング法などがどんどん広がってきており、「三栖トレ」のようなムーブメントプレパレーションがトレンドになってきているように感じます。実際にウォーミングアップの前などに取り入れているチームも多くなってきており、そのような流れを知っている選手やトレーナーは受け入れやすいのではないでしょうか。チームで取り入れる前に、既に動画サイトなどで見ていて興味を持っている選手もいたようです。
「三栖トレ」を行う頻度は現在週に数回ですが、準備などに慣れてきたら、毎日実施したいと考えています。
また、動画のトレーニングに最も期待していることは、やはりプレーにその成果が表れることですね。自らを管理できるようになって欲しいという意図でこのようなトレーニングを導入しているので、自分の身体に自覚的になる選手が一人でも増えて欲しいと思っています。
『Atleta』や「三栖トレ」以外にも、企業と連携した栄養セミナーや、定期的にプロテインを摂取する指導を10年以上行うなど学びの面でも力を入れており、そのようなときにインプットした情報とコンディション管理を関連付けられる選手が増えてきたように思います。
※ムーブメントプレパレーション:自然な一連の動きの中でストレッチやトレーニングを行うもの。全体的に体の機能を高めることができるトレーニング。準備運動として行うことで、心拍を上げてカラダを運動できる状態に持っていき、反動を使ったストレッチと連鎖的に体を動かし、脳・神経・筋肉のリンクを高めることで運動時のパフォーマンスを上げることができる。

―「感じろ」の時代は終わった。伝えることに重きを置いた指導で、選手権の優勝を目指す!


Q:今後、若年層の選手への指導は何が大切になってくると考えていますか?
└今の時代、指導側の考えや感情などを一方的に「感じろ」という指導はもう通用しなくなっており、「いかにきちんと伝えるか」ということがさらに重要視されていると感じます。そのため、指導の意味や、ひとつの指示の背景・理由などがより求められてくるのではないでしょうか。「拳に愛を」というような価値観は、選手も、選手の保護者も持っていません。
私も選手時代は「感じろ」という指導の中で競技を行ってきたので、その価値観が自分の感覚としても備わってしまっている部分はありました。そのため、ぱっと出てくる言葉が、きちんと意図を伝えられるような表現ではないこともあったのですが、それでは世代が違う選手たちに思いは伝わらず、目指したい指導もできないので、彼らに正確に届く方法というのを常に模索しています。
「選手は指導者の意図を汲み取るものだ」という古い考えのままだと、表面上の言葉しか届かないこともあります。例えば指導者が「帰れ」と言うと、本当に選手は言葉通り受け止めて家へ帰ってしまい、その裏側に込めた監督の期待などを伝えることはできません。だからこそ、本当に伝えたい考えはできるだけ言葉にしたり、『Atleta』のようなデジタルツールでデータとして示していくことで納得してもらうことが大切になってきています。
一人ひとりと向き合って、選手たちに何が足りていないから今このような指示をしている、ということまで丁寧に説明すれば、彼らはしっかりと理解してまた頑張れるようです。今後もそのような納得感を大切にした指導を意識し、全国高等学校サッカー選手権大会優勝という目標を達成したいです。

キャプテン・水戸 洋基選手が語る『Atleta』活用法はこちら!
http://www.climbfactory.com/result/case/3617/