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ダンロップスポーツクラブ藤沢 水泳

トップスイマー育成の秘訣。『Atleta』で見つける選手の本音と成長のカギ(ダンロップスポーツ・水泳)

ダンロップスポーツクラブ藤沢/薩摩 将広氏

<チームの情報>2024年6月現在
部員数:80名(年齢別で4クラス、小学校1年生~高校3年生まで)中高生クラスで14
指導者数:4名
Atleta導入時期:2018年2月

<チームの主な成績>
国際大会代表選手選考会 優勝
全国JOCジュニアオリンピックカップ 団体(クラブ)対抗 3位
ジュニアパンパシフィック大会 出場

その他、多数大会で活躍選手を輩出

ノートにはないレスポンスの良さや手軽さを感じた


Q:Atleta導入当時、クラブの運用で困っていたことなどはありましたか?
└水泳業界では練習ノートを書かせるのが一般的で、その日の練習内容や反省点を書いて1日終わるのが基本です。うちでも当然それを小さい頃からやせているのですが、コーチがそれに対してアドバイスやフィードバックするためにノートを預かると、次の日選手たちはノート書けなくなるんですね。練習は毎日あるのに活用が上手くできない点に課題を感じていました。

Q:そんな中で『Atleta』を見つけていただけたのですね。
└『Atleta』はノートにないレスポンスの良さや手軽さを感じたので導入を決めました。選手たちが記録するのもスマホであれば学校へ行く途中の電車の中や隙間時間にできるので、そういう点に魅力を感じて問い合わせた気がします。

Q:6年間の中で『Atleta』も数々のアップデートを重ねて来たのですが、その中で便利になったと感じたものがあれば教えてください。
└最近ですが、コメントやコンディションに対してリアクションをつけられるようになったのは非常に助かっています。
選手たちもコーチが自分の登録した内容を見ているかどうかは続けるモチベーションに繋がりますから。こちらから何らかのリアクションをしてあげられるのは良いですね。

”自分で気づくこと”がとても重要


Q:『Atleta』の入力を続けられている選手が多い印象があるのですが、そこは意識的にコーチ側から働きかけをされているのでしょうか。
└教育というか啓蒙というか、「『Atleta』への記録までがトレーニングですよ」っていうのは常々言っています。だから最初のうちは慣れるまで、練習後に『Atleta』の記録を終わらせないと帰らせない形を作っています。

Q:振り返りは具体的にどんな指導をされているのですか?
└特に練習で気づいたことやコーチに言われたことはしっかり『Atleta』へメモするよう指導しています。言われてすぐは分かっているけど時間が経てば忘れてしまって、結局次の日も同じ失敗をしちゃうことがあります。気づいたことは箇条書きでいいからとにかく『Atleta』に記録させて課題に気づかせる。”自分で気づく”ってとても重要だと思います。

Q:選手自身で気づいて欲しいからこそ指導者側からはあまり直接的なアドバイスはしないのでしょうか。
└例えばネガティブなコメント「もうダメだ」とか、そういったものがあればもちろんフォローするんですけど、それ以外は基本的にはスルーしています。また、込み入ったテクニック的な課題を記録していた選手には翌日の練習の時に「『Atleta』に書いていたけど、ここはこうするんだよ」という感じで直接指導しています。
技術面は書ききれないし、直接指導したほうが伝わります。

できないことに少しずつ挑戦させてできるようにするのがコーチの腕の見せ所


Q:選手の体調面以外で『Atleta』を通して知ることが出来た気づきはありますか。
└コーチ側で感じる練習の手応えと、選手自身の感じる練習の手応えのズレは未だにあります。コーチ側の方が楽観的というか、選手たちの方が自分事だからよりシビアでネガティブに捉えていることが多くて。なのでそういった記録を見ると早めに「いやそこまで考え込まなくて大丈夫だよ」って伝えるようにしています。

Q:真面目過ぎるからこそ思い込んでしまう選手がいるということでしょうか。
└「まだ今の時期はそこまで求めてないよ。できなくて当たり前なんだよ。」と言っても、選手にとってはできないとつまらないし焦っちゃう、挙げ句投げ出したくなっちゃいますから。その辺の気持ちのちょっとしたズレを『Atleta』で早期発見して軌道修正してあげるようにしています。
できないことにちょっとずつ挑戦させてできるようにするのがコーチの腕の見せ所です。

Q:「理想の選手にしたいけど中々選手がついてこない」といった悩みを抱えている指導者のお話を伺う機会もあるのですが、そこは少し選手に求めすぎている部分があるのかもしれないなと感じました。
└僕もそうだと思いますね。指導者側が欲張り過ぎたり焦り過ぎたりしてはいけません。
ちょっとずつで良いので課題を作って、それらを少しずつクリアできる選手が強くなると思います。