×
MENU
検索
お問い合わせ
ホーム > 導入事例 > サービス別 > Atleta > 代表・末本亮太、コーチ・松尾泰介が語る『Atleta(アトレータ)』活用法

大豆戸FC

代表・末本亮太、コーチ・松尾泰介が語る『Atleta(アトレータ)』活用法

「Atletaは選手の自立と成長を助けてくれるツール」

――Atletaを導入したきっかけを教えてください。

末本:2017年の1月に、なでしこジャパンのトレーナーをされている広瀬統一さんと國學院久我山高校などのトレーナーをされている三栖英揮さんが登壇された、CLIMB Factoryさん主催のセミナーがありまして、そこに参加したことがきっかけです。最初は『CLIMB DB』を使用していたのですが、Atletaが出来て、食事管理の項目が追加されて便利になったので、今年の8月から使っています。

――CLIMB DBと比べて、Atletaのどこが使いやすくなったと感じていますか?

末本:食事内容を入力すると、どの栄養素が足りないかが表示される機能が良いですよね。というのも、先日あるJクラブのU-15と試合をしたのですが、うちの選手と比べて、体つきが明らかに違いました。中学生になって2年半で、ここまで差がつくのかと衝撃を受けました。ちょうど私がJFA指導ライセンスのB級を受けたときにも、食事の重要性が訴えられていて、成長期の子ども達はトレーニングと同じぐらい、栄養、休息が大切だと改めて感じました。Atletaはその部分にアプローチできるツールだと思っています。

――U-13(中学1年生)を担当する松尾コーチはいかがですか?

松尾:食事に関して言うと、家で用意するのは保護者の方ですよね。クラブで栄養講習などを開き、外部の専門家にレクチャーしていただくことで、「サッカーをする子は、1日に5千から6千キロカロリーが必要なんだ」と知ることができました。毎食作るのは大変だと思いますが、子どもの成長のためにも、運動で消費する以上のカロリーが必要だということを理解してくれて、いまではAtletaに入力してくれています。

末本:サッカーに必要なのは「心技体」と言われていますが、心と技は日々指導できていても、体の部分に対する、指導者の知識不足を感じていました。大豆戸FCのOBにJリーガーがいるのですが、彼が中学生の時の補食に何を食べていたかというと、白米に胚芽米を混ぜたものです。彼の家は、お母さんが彼の体質(太りやすい)を理解した上で適切なものを摂取させていました。そのおかげか、ジュニアユース入会時はぽっちゃりしていましたが、ジュニアユース在籍、卒業時は全く異なる身体になっていました。彼の例を見ても、食事面のサポートはすごく大切だと思います。それに、その子が日々何を食べているかがわかれば、ある程度、家庭の雰囲気もわかるんですよね。

――主にAtletaのどの項目を入力していますか?

松尾:食事の内容以外では睡眠、入浴の時間、起床、就寝時間、体重と痛みがある部位を入力するように指導しています。私がAtletaのデータをチェックするのは、練習の前の時間です。選手の疲労度やコンディション、ケガの状況を見て、練習メニューを考えるときの参考にしています。コメント欄に「咳が出ている」「足が痛い」と書いてあるときには、練習前に声をかけて確認をします。おかげで、選手とコミュニケーションがとりやすくなりました。

――痛みやケガの状況など、選手は隠さずに申告していますか?

松尾:ケガを申告すると練習に出られず、試合にも出られなくなってしまうんではないかと心配する子もいますが、そうではないことを説明しています。いまはAtletaに入力することで、私が常にケガの状態を把握しておき、月曜日に来るトレーナーに見てもらうという流れになっています。

――Atletaを使うことで、チームにどのような影響がありますか?

松尾:ケガ人が少なくなりました。Atletaに「痛みがある」と入力した選手がいた場合、負荷が強い練習のときは外して、様子を見ることもあります。食事面では選手達がコンビニなどで買い食いをしたものを入力しているのですが、足りない栄養素などが表示されるので、買い物の内容も変わってきました。家で3食しっかりとした食事をしている子は、順調に体も大きくなってきています。

末本:日々の練習がハードなので、栄養と睡眠をしっかりとらないと体が疲弊していきます。それがケガにつながるんです。とくに中学生は成長期なので、栄養素やエネルギーが足りないと体も大きくならない。ベースとしての体ができず、ケガをするという悪循環にはまるのを防ぎたいと思っています。

――今後、選手達にAtletaをどのように活用してほしいですか?

松尾:一番期待するのは、自己管理能力を上げることです。たとえば、試合で良いプレーができたときは、どのように睡眠をとり、どのような食事をしたのか。毎日Atletaに入力していれば、すぐにわかりますよね。良いプレーができたときのコンディショニングが把握できれば、事前に準備できるようになります。中学生時代から自己管理に目を向けることで、必ず良い影響があると思いますし、高校に進んだときの役に立つと思います。

末本:私はサッカーの技術、戦術だけでなく、それらを遂行するための土台となるフィジカルに目を向けることも大切だと思っています。いまは中学生がAtletaを使用していますが、中学を卒業する頃には、体格面で効果があるのではと期待しています。我々は選手を育成するクラブなので、中学入学時と卒業時を比べて、サッカー選手として大きく成長しているのが望ましい。Atletaはその手助けになってくれると思います。

■保護者の声(1年生GKのお母さま)

―――最初にコンディション管理アプリを導入すると聞いて、どういう印象を受けましたか?

コーチも好きだなぁと感じたのが第一印象です。ですが、もともと大豆戸FCでは食育に力を入れていて、低学年の頃から所属していると親も勉強会などに参加したりして、意識は高い人が多いです。ですので、コーチがアプリを使って管理すると言うのであればやってみようかと思いましたね。親はみんな自分の子の体を大きくしたいという気持ちを持っているので、導入に対してはポジティブだったと思います。

―――Atletaを導入する前とした後で、子どもたちに変化はありましたか?

食事と生活リズムについて、子どもの意識は変わりましたね。最初の方、うちの子が食事の量を間違えて入力していたみたいで、もう少し頑張ろう、みたいなコメントが出ていたそうなんです。それを疑問に感じて、「お母さん、このご飯一杯の量ってどれくらいなの?」など、質問してくるようになりました。正しい数値を入力し始めたら、「あ、全部良くなった!」と言っていて。こういうふうに食べ物の種類や量を体感でき、子ども自身も食事に対する興味が高まるし、すごくいい事だなと思います。また、食べることと寝ることが大事なことも子ども自身がわかっているので、変な夜更かしはしなくなりましたね。

―――先ほどお子さまからご飯についての質問をされるようになったと仰っていましたが、親子間のコミュニケ―ションにも変化があったのでしょうか?

そうですね、会話の量が増えましたね。子どもから、これまで食事に対しての質問はなかったのですが、「この料理はなんていうの?」とか、食べ物の種類に関する質問をしてくるようになりましたね。今まで料理名も知らずに食べていたのかとも思いましたが(笑)、親子間のこうした会話が増えたことは事実ですね。

―――栄養管理をしっかりし始めると、間食の内容も変ってくるとお聞きすることが多いのですが、その辺も何か意識されているのでしょうか?

私だけではなく、他の親御さんもそうだと思うのですが、かなりうるさいと思います。今日も子どもが練習に出かける前に、おにぎりとチーズを食べるようにと連絡を入れたのですが、やっぱりお菓子などを食べる時間があったら、そういった物を食べさせるようにはしていますね。でも、時々ポテトチップスとかも買ってあげたりすると喜ぶので、メリハリつけて与えていますね。食育がないクラブチームは、練習の後のお菓子交換が楽しみだったりするようですが、大豆戸FCは昔から練習にはおにぎりを持ってくるように言われているので、その辺はもう根付いてますね。

―――ここまでポジティブなお話しが多かったですが、逆に課題に感じていることはありますか?

やっぱりスマホ世代とは言え、入力が面倒かなというのはありますね。どうすれば習慣化できるのだろうと考えることはありますね。目標とする選手のデータがあって、その選手はこういう食事をとっていた、などと言えたりすると入力を続けるモチベーションに繋がったりするのかなぁと思いますね。

―――今後もこうしたICTツールを使ってコンディション管理をしていくことは、継続していくべきだと思いますか?

データを残すことによってこういう意味がある、ということに気づく機会があるのかどうかが大事かなと思っています。ただ入れていても、それが作業だけで終わってしまって、もうわかっているのになんでこんなことやらなきゃいけないのってなってしまうと思います。なので、データを蓄積することでどういう意味があって、どういう効果が得られるのかを、本人が理解すれば意味のあるものになると思います。