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熊本ヴォルターズ U15

ヘッドコーチ・ 奈良 篤人氏が語る『Atleta』活用法

熊本ヴォルターズ U15ヘッドコーチ/JBA公認B級コーチ 奈良篤人氏

<チームの情報>2019年9月現在
部員数:15名、キャプテン1名、副キャプテン2名
指導者数:監督1名、アシスタントコーチ1名、栄養士1名
Atleta 導入時期: 2018年6月

<経歴>
2017年:熊本ヴォルターズの選手を引退し、トップチームのアシスタントコーチに就任
2018年~:熊本ヴォルターズ U15ヘッドコーチに就任

―技術の前に “コンディショニング”。徹底した指導を目指す若きヘッドコーチの指導論とは…


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└細かいところまで徹底することです。昔は、「育成年代だから」という理由で、選手の動きが私の意図と違ってもプレーを止めずにいた部分もありましたが、今は考え方を変え、足の位置までとことんこだわるようにしています。
その際、一方的な指導にならないようコーチングも勉強しており、声のかけ方、強弱、伝え方まで気を付けています。指導において雰囲気づくりはとても重要で、時にはかけひきも必要です。常にテンションをMAXにしていると選手には何が大切か伝わりづらいので、強弱はとても大事ですね。
また、私の発言について選手同士で話し合うことも、自分で考え判断できるチーム作りのために非常に良い経験です。コートに立ってプレーするのは選手なので、自主的に動けるように育てたいです。今の3年生は、試合中に流れが悪くなると自主的にコミュニケーションを取るなど、自分達でチームを作る意識が伝わってきます。一人でも違うことを考えているとチームは崩れてしまうので、キャプテンなど特定の誰かに任せきりの環境にならないよう、選手一人ひとりがリーダーシップを持つよう伝えています。

Q:以前からコンディショニングに関する問題意識は持っていましたか?
└私は元々選手時代から、競技以前の準備段階(栄養面や気持ちの持ちようなど)を意識するのが好きで、それが整っていないと良いプレーにつながらない、プロ選手にはなれない、と考えていました。これは小学生の頃からで、当時好きだったサッカー選手に影響されたこともあり、その頃から炭酸飲料もファストフードも口にせず、ストイックにコンディショニングに取り組んでいました。もしかするとバスケットよりも準備段階が好きだったのかもしれません(笑)。
今は、そのようなマインドを子どもたちに伝えていくことが使命だと感じています。最近はBリーグなども出来て徐々にバスケットボールが注目されているので、今の子どもたちが将来大勢の人の前でアスリートとして日々の練習メニューや体調管理について披露するときが来るかもしれない、と考えると、育成年代からコンディショニングの習慣をきちんとつけていくことはやはり大切だと思います。
そのような思いもあり、熊本ヴォルターズU15のチームができるタイミングで『Atleta』を導入しました。私も選手時代に食事内容などを手書きで管理していたのですが、それがデジタルでできるという点にとても魅力を感じています。特にこのチームは学校ではないので、選手との時間は2、3時間しかありません。体調は事前に把握していたいですが、練習時間を使って確認するのは非常に勿体ないので、デジタルで効率的に行えるのは良いですね。

―食事、選手のコメント、疲労度…コートの外でも『Atleta』が大活躍!


Q:Atletaの活用方法を教えてください
└食事内容は必ず写真付きで投稿してもらっています。ヘッドコーチになったときから、選手のサポートに関して保護者の方々がプレッシャーに感じることがないようフレンドリーな関係を築くことを心がけているので、それに関するクレームは全くないですね。油ものが多いなど、少し食事内容が気になっても気軽に指摘できるような仲です。選手によっては、学校給食の写真も先生に許可を取った上で撮影してくれます。写真が難しい場合は献立表を共有してくれたり、学校の先生も非常に理解があって助かっていますね。このような恵まれた環境は、熊本県だからなのかもしれません。
また、練習後に『Atleta』にコメントを記入することを徹底しています。練習では、指導側が設定した目標(日、週間、月間、年間と段階別の目標がある)にそってテーマを設定しているのですが、それを選手が理解できているかをコメントを見て考えています。コメントは、「Good」、「Bad」、「Next」の項目に分けて記入するように指導しており、それらが事前に立てた目標と合っていなければ練習に対する選手の理解度も低いことがわかります。選手の理解が足りないようであれば、練習の組み方に問題があるのかもしれないので、見直しや改善を図るようにしています。これは『Atleta』がないと確認できないので、コンディショニングだけでなく、練習の意図を伝えるためにも役立っています。

―アプリでコンディショニングを行うことで、チームに新たな習慣が誕生


Q:『Atleta』を使用して何か変化はありましたか?
└去年(導入1年目)は記入しているだけだったのですが、今年から摂取カロリーなど具体的な目標を定めて活用しているので、それによる変化をとても感じています。目標を定めたことで、選手によっては5~6Kg体重が増えたケースもあり、食事を作る保護者の意識も変わってきていますね。
また、自分が組んだ練習メニューを選手が理解できているのかがコメントを読むとわかるので、『Atleta』を見るのが楽しみになってきています。選手も指導者から返信が来ると「見てくれているんだな」と伝わるので、コミュニケーションにもなっていると思います。
練習メニューを考える工程にも変化がありました。選手には、コンディションが悪ければ前日までにアプリに入力するように伝えているので、痛みや不調を抱える選手には事前に負荷の少ないメニューを用意することができます。事前に不調を把握していたにも関わらず、練習当日にチームへ報告するというのは選手としても意識の低い行為ですし、練習メニューの変更も難しいため、コンディションの事前入力はチームの新しいルールとなりました。
さらに、指導側が考える練習の負荷と、実際に選手が入力している疲労度も照らし合わせ、それが一致していなければメニューの組み方が間違っているか、選手側に何か問題があるのか(単にさぼっているのか、前日の睡眠時間が足りないのか、など)の原因を考えられるようになりました。

―「一緒に壁を乗り越えてくれる存在」としての指導者が理想


Q:今後、若年層の選手への指導は何が大切になってくると考えていますか?
└育成年代の指導では、子どもたちの競技に対する関心や愛がなくなってしまうことは絶対に良くないと考えています。プロを目指したいと夢を持つ選手が出てくる年代だからこそ、競技を嫌いにならないように工夫しています。ただ、勿論バスケットボールは楽しくやるだけでトップに行けるような甘いスポーツではないので、厳しくタフな練習を続け、それを乗り越える経験を与えてあげたいです。
しかし若年層の場合は、選手だけで自己をコントロールし、厳しい練習を乗り越えることが難しい場合もあるので、それをサポートするのが指導者の役目ではないでしょうか。監督は、タフな状況を一緒に乗り越える存在として利用してもらえれば良いです。そのような経験を経て信頼関係が構築できれば「ブラック部活問題」のような事態に陥ることはないと思いますし、我々指導者にとっても自信につながります。

Q:今後の目標を教えてください。
└チームとしては、BリーグU15チャンピオンシップでベスト4になることです。ベスト4になるとメインコート、つまりBリーグと同じコートで試合ができるので、是非それを経験させたいですね。そしてその経験を自分たちのキャリアの自信につなげてほしいです。
私も指導者として上を目指したいので、今は毎日が勉強です。バスケットの知識が豊富な指導者は沢山いると思いますが、さらに深い部分で選手を指導できるようコーチングのメソッドも学び、トップチームのコーチなども見据えています。