MENU
検索

導入事例

茨城県立太田第一高等学校 ラグビー部

顧問・廣瀬 慎也氏が語る『Atleta』活用法

<チームの情報>2019年10月現在
昨年のチームの主な成績:
茨城県新人大会 ベスト8
関東大会茨城県予選 ベスト8
部員数:21名
顧問:3名、外部コーチ1名
Atleta導入時期:2017年10月
指導歴:
・磯原高校(外部コーチ/3年間)-磯原郷英高校(顧問/4年間)-太田第一高等学校(顧問/現在2年目)
・現茨城国体代表(少年)ヘッドコーチ
・現U-16関東FWコーチ
・JRFU公認A級コーチ/World Rugby Level 1.2

―ラグビーを通して「自主性」や「仲間づくり」の大切さを伝えたい


Q:選手を指導する上で大切にしていることを教えてください
└ラグビーを通して自主性を育てられるような指導を心がけており、“自主性”とは、管理の延長線上で芽生えるものだと考えています。特に太田第一高校(以下、太田一高)は高校からラグビーを始める選手がほとんどなので、競技について自分で考えさせようとしてもそもそものベースがありません。だからこそ、今は指導者側が管理した環境のなかで、競技の楽しさや奥深さを伝えている段階です。太田一高で指導を始めて現在2年目ですが、選手たちは徐々に自主性を養うという私の期待に応えてくれ、指導者が与えてばかりだった状態から、少しずつ自分で考え判断する自主性が養われてきたように感じます。
また、ラグビーはコミュニケーションがとにかく大切なスポーツなので、選手たちには仲間づくりの大切さを伝えています。特に“話す”ことが重要なため、練習の合間にも学年関係なく対話をするレビューの時間を設けて直前の練習について話し合うなど、自分の気持ちを発信する習慣づけることを目指しています。指導者としては、彼らの意見や気持ちを引き出すために、否定から入らず何故その行為や言動を選択したのかを根気よくヒアリングして、意識的に選手を認めたり褒めるように意識していますね。そうすることで、競技の楽しさをより感じてもらいやすくなるのではないかと思っています。
最終的には、社会に出た時に求められる「自分の意見をきちんと述べることができる人材」として、胸を張って選手たちを送り出すことが一番大切ですので、そのきっかけとしてラグビーがあると思っています。

―アプリを活用することで選手の気持ちを引き出し、「まだ見えていない課題」を発見!


Q:『Atleta』導入のきっかけを教えてください
└ラグビーは運動強度がかなり高いスポーツなので、意識していないとエネルギーをどんどん消費して痩せてしまいます。ましてや中学までは別のスポーツや部活を行ってきた選手がほとんどなので、指導者側が感じている以上に選手が抱える負荷は重く、以前指導していた学校でもそのギャップをとても感じていました。
しかし、指導者が「大丈夫か?」と聞くと、どうしても選手は「大丈夫です」と答えてしまうことは経験上わかっているので、上を目指していくチームには、指導者が選手の気持ちをうまく引き出し、正しいコンディショニングをコントロールしていくことが必要だと感じていました。
そのためのツールを模索していたとき、「食事管理」「コンディショニング」「連絡ボード」、この3機能が魅力的な『Atleta』に行き着きました。

Q:『Atleta』の活用方法を教えて下さい
└主に「食事」の管理に活用しています。先述したようにかなりのエネルギーが必要なスポーツですので、選手が毎日どのような食事をとっているのか、なるべく写真付きで確認したいと考えています。保護者の方は食事の写真が投稿されることにプレッシャーを感じる可能性もあるので、最初に説明会できちんと目的を伝え、協力頂けるように理解を得ました。皆さん協力的で、感謝しています。
これまで、選手の詳細な食事内容は見えなかった部分ですので、どのような内容をどの程度の量で食べているのかを『Atleta』で確認でき、非常に助かっています。量が少なかったり、栄養素やエネルギーが不足していると感じたら、外部の栄養士からも指摘してもらえるような環境を整えています。選手たちは部活だけではなく日々の学業などでとても忙しいので、あまり細かい記載を指導するのは難しいですが、そのようなときは写真だけでも投稿するなど、できることから取り組むようにしています。写真だけでも、お弁当箱が小さかったり、食事が菓子パンだけだったりという問題点はわかるので、それをもとに声かけをするようにしています。また、食事について毎回コメントをすることで、選手としても「見てくれているんだな」という意識が生まれ、継続のモチベーションにつながっていると思います。
「管理の先に、これまで見えていなかった課題を発見できる」これが『Atleta』に期待していることです。

 

―『Atleta』導入後の、選手と指導者のコミュニケーションの変化とは?


Q:『Atleta』導入後の変化を教えてください
└主観的な「痛み」や「疲労」を記録するようになり、より選手の特性がわかってきました。例えばどの程度の状態で痛みを「9」と判断するのかなどは選手によって違うので、そのようなキャラクターの違いを見ながら指導するようにしています。導入初期は指導側の想定と、選手が実際に記録する疲労度のギャップが大きかったため、入力された情報を確認しながら練習の強度を調整していましたので、今では選手たちが記録する疲労度もかなり安定しています。徐々にではありますが、使いこなせてきているのではないでしょうか。
また、個別のメッセージ機能の活用でコミュニケーションのあり方も変わりました。毎回試合が終わると、コメント欄に反省点を入れてもらい返信しているのですが、そのようなやり取りの中で、どのような対応をすれば選手が応えてくれるかなど、距離感を縮めるためのコミュニケーションを考えるようになっています。
徐々に入力が定着してきたことで、自己管理として『Atleta』を使う選手も増えてきたように感じています。
例えば、選手それぞれに目標の体重があるのですが、そこに向かって毎日計測やトレーニングを積み管理をすることで、体重が落ちることなく体格が大きくなる選手も増えています。

―上下関係に縛られすぎない柔軟な指導で、太田一高ラグビー部は3大会連続ベスト8へ…!


Q:今後、若年層の選手への指導は何が大切になってくると考えていますか?
└自分の考え方を良い意味で壊していかないと、選手たちとの距離は広がってしまうと考えています。だからこそ、常に新しいものを取り入れようと外部の講習を受けに行ったりしています。自分の信念を持って「これだけはやらせたい」と強く思うことは勿論ありますが、そこにこだわりすぎて選手たちが今何を考えているのかを理解しないと、選手にとって接しにくい指導者になってしまうこともあり得ます。そうではなく、例えばアプリで連絡を取り合うことで選手の意見を引き出すなど、時代に合わせて柔軟に、様々な方法を模索することが必要だと思います。
また、個人的には選手と指導者は完全にフラット、あるいは指導者が少し上くらいの感覚で良いと考えています。完全な上下関係ができてしまうと選手目線になれないので、指導力は養われず、結果的に指導者としての自信がなくなり力に任せた指導になってしまうケースもあると思うので、言葉で伝えることを重視しながら指導者の技量を上げていきたいですね。そして、目標としている3大会連続県内ベスト8を達成したいです。

キャプテン・㑹澤 一登選手が語る『Atleta』活用法
http://www.climbfactory.com/result/case/3439/