水戸葵陵高等学校 駅伝部

「痛み」を数値化することで故障が減る振り返りに

水戸葵陵高等学校駅伝部 片岡龍聖選手

片岡龍聖選手 高校3年生、長距離5,000mの選手

 

自身の故障の経験から、『Atleta(アトレータ)』を活用しながらコンディショニングの大切さを部へ伝える


Q:キャプテンとして大切にしていることを教えて下さい。
└なるべく周りを見ることを意識しています。自分に余裕がある際は、練習中も部員のフォームまで気を配るように心がけています。副キャプテンからは個別で部についての相談が来るなど、問題は部員同士で話し合い、解決する雰囲気がありますね。
コンディショニングについての問題意識も部内で共有しています。足が痛いなどの不調を練習後に話している選手もいるので、その際は「こういうマッサージが良い」などのアドバイスをし合っています。情報源は主に治療院です。僕は高校1、2年生の頃に故障が続き、定期的に治療院でマッサージを受けていた経験があるので、そのとき教わった対処法を部員にも共有しています。実はその治療院の先生は、寮にも月に1度ほど来て下さり、ほとんどの選手が処置やアドバイスを受けています。

Q:『Atleta』の印象と、活用法を教えてください。
└個人的にはノートに書くのが苦手だったので、『Atleta』で手軽に記録できるなら、と抵抗なく受け入れられました。
故障が多かった僕は、特に「痛み」をこまめに入力しています。小さな違和感でも、痛みを感じたら必ず記録するようにし、またその際のアイシングなどのケアまで入力しています。痛みを10段階で数値化しておけば、後で振り返ったときにもわかりやすいですね。痛みというのはどうしても感じたその日でないと正確に記録することが難しいので、その場でぱっと記録して、練習内容や処置方法まで入力しておけば、「ここで負荷がかかりすぎたんだな」ということや「その日中にアイシングを行ったからすぐに痛みが引いたんだな」ということがわかり、次に生きています。
また、『Atleta』のアンケート機能も年に3回ほど使っています。内容は、進路アンケート(志望大学、競技を続けるかどうかの意向)だったり、大会前にどこの種目を希望するかのアンケートなど、幅広く活用しています。

Q:『Atleta』導入後、何か変化はありましたか?
└キャプテンになったということもあり、部員の意見を自分がまとめて『Atleta』を通して監督に伝えることが増えました。特に大きな大会の前は他の選手からの相談も多くなるので、そういったサポート面でも周りを見ることを意識するようになってきました。
また、『Atleta』で監督に質問したことは翌朝必ず返信が来ているので、それをチェックするのが日課になっています。監督からの返信の内容で、その日や次の日の練習メニューを考えることができているので、自主性の部分でも成長できていると思います。

Q:今後の目標を教えてください。
└チームとしての目標は、何といっても全国高校駅伝に出場することです。そのために、毎日の練習を通して全員で平均タイムをあげていくことが重要です。
個人としては、高校での競技生活もラスト1年なので、しっかりと故障をなくしていきたいですね。自分だけではなく、部の選手全員が故障せずにタイムをあげていきたので、そのためにもコンディション管理やマッサージなどの適切なケアを部員に広げるのも自分の役割だと考えています。

水戸葵陵高等学校駅伝部集合写真

 

駅伝部監督・澤野敦氏インタビュー【選手の自己成長にも期待】はこちら!
http://www.climbfactory.com/result/case/3126/